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Souffle の想い出

女性という生き物は幾つになっても「クリスマス イブ」にはお洒落して素敵なレストランに行きたいようである。今夜は僕も仕事で無理なので、昨夜のイブイブに美しい妻と可愛い二人の娘を近所の馴染みのレストランに連れて行った。ほぼカップルで占領される聖なる夜の高級レストラン、ほどよく込み合っていて僕らは(二回転目の)9時を過ぎてから12時近くまでそこで過ごした。

隠れ家的な戸建の高級イタリアンレストラン・・床暖房で静かで客よりもスタッフが多いほどで・・一人だけ赤いスタイルのシェフが黙々と調理を指揮するのを眺めながらの特別コースメニューだった。美しいアメリカ女性をエスコートする男性客に少しばかり嫉妬しているのを妻に気付かれないように気をつけて、感じのいいスタッフ達との会話も楽しみながら家族で楽しく過ごした。子供は居ない時間帯だったが、初めてじゃないので少々無理をきいてもらった。でも随分と眠たかったようで・・・

僕は患者さんからの緊急電話に対応できるようにシャンパンを最初に戴いただけで、職業的な呪縛をなかなか振りほどけないのであるが、スタッフ達もイチャツク恋人達のサーバントに徹するのも無理してるんじゃあるまいか? でもそこは態度の良い客ばかりなのでまだマシかもしれない・・・

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そんな素敵な食事が次々に運ばれてくる中、デザートのスフレ(Souffle)がテーブルに運ばれてきた(写真は別の・・)。横に座る妻が僕の方に顔を向けながら「ねぇ 想い出さない?」って聞いてきた。僕は自分でスフレを頼む事はあまり無かったので、ちょうど「同じ事」を想い出していたようだ。

「覚えてるよ、二回も連れてったよ・・」 「そう あの頃は良かったわね」 って、まだ生まれていなかった子供たちを眺めて二人で同じ事を考えた。

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「NYのFour Seasons Restaurant だったわよね。一番最初にスフレを頼むかどうかを聞いてくる・・・。頼まないわけにはいかないし、実際に素晴らしかった。だって15年たっても二人ともこうして想い出すんだもの・・」 「凄いレストランだったよね。俺は君を二回も連れてった、あの頃は良かったねぇ。幸せだっただろ?」 「そう、私がZagatでチェックして・・ いろいろ行ったわよね」 「そうだった。ミシュランと違ってザガットの方が発掘する楽しみがあるし、自分で点数付けたくなるし、安い掘り出し物も沢山載ってて・・ 今、ザガット夫妻が来日中らしいけど・・」 「NYもDCもフィラも・・ザガット頼み、でも楽しかったわぁ。でもあそこって、フォーシーズンズホテルとヤッパリ関係あるのかしら?」

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NYのFour Seasons Restrant はPark av. とLexington av.の間、52nd st.にある1959年生まれの超高級レストランだった。多分今でもステイタスは相当高いのではなかろうか? 僕らが行けたから大した事無い・・という批判は失礼だろう。きっと僕らが日本の「高貴な」夫妻に見えたので追い返されなかったに違いない・・と思っている。

 

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最初は恥じらいを保っていた新妻と・・・二度目はアメリカの最高を見せようと留学先に訪問してくれた両親を連れて・・ ちなみに両親を誘ったもう他のNYの最高(に高い)場所は、今は無きワールドトレードセンター最上階のレストラン「ウインドウ オブ ザワールド」だった。あとは、ブルックリンブリッジを渡ったところの「リバーカフェ」だったかな。あとの二つは日本人も沢山行く(行った)ところだ。どこも素敵な場所、時間が自由にならない開業医には絶対に無理だ。あの頃は良かった~~

 

そんな訳で、昨夜は幸せなイブイブのレストラン。夜も深まり、子供が寝静まって・・僕らは二人だけで想い出を再び暖めだし聖なる夜を過ごしたのでありますが、ここから先は・・・書けません。

 

読んでくれてどうもありがとう。