Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

年末ピンチ①

ご近所では年末休暇に突入した医療機関がボチボチ出てきた。明日の午前までのところが多い印象がある。連携病院からも次々に年末年始の診療体制表がFAXで送られてきている。当院の周辺では多くの基幹病院が年中いつでも真摯な対応をしてくれるので安心して開業医が出来るので勤務医の皆さん方には日頃から感謝している。

 

さて、安心して年を越せると思っていたが少々ピンチに見舞われており、どうやら安心して年を越す事は出来そうもないようだ。これを機会に悩みで痩せたいと期待している。

どうせ開業医は暇だろう・・・と頭が薄い自民党の大臣も、目が血走った医療部会長も、財政諮問会議の顔の硬直した教授も、経団連のお団子さんもお考えのようだが、ドッコイどっこい・・忙しく年末年始も働かされる開業医もいるのである。

大晦日も元日も二日も三日もお仕事お仕事、院長の交代はいない。病気してもいない、死んだら仕舞い・・・

 

年末ピンチ①は夕方4時過ぎに舞い込んだ。

デイサービスの送迎をお願いしていた人が急病で長期離脱の報告だった。デイサービスは30日~2日までは休みであるが、3日には再開するのでなんとかしないといけない。送迎はデイサービスの当然のサービスであるが時間厳守などもあり案外と困る業務である。介護報酬の大幅削減で人員増などは困難でむしろ整理が必要であるのだが、朝夕の送迎を安心して任せられる人は簡単には見つからない。ましてや年末年始・・・誰が好き好んで年末に急遽働き始めますか?どうせパートですから・・・ 求人広告もこの時期じゃ無理。

いい人で確実な運転手で元タクシー運転手と言うベストな人の急病。ただし、復帰の可能性も数ヵ月後には無くもないので、辞めてもらって新たな人を探すのも悩ましい。どうせ直ぐには見つからない。

「お前のところは一人くらい余裕は無いのか?」と批判もあろうが、残念ながら無いのである。ただでさえ、みんな年末年始は休みたいし。それに、一人が産休で休職中(2月復帰予定)、一人は介護報酬の低さに呆れ果てて3月には異業種への転職を希望している。一人は春以降に産休に突入してしまう。

開業医本人の場合と異なり、最近の労働者は手厚く保護され、産休での解雇は難しいし、急病も認めないわけにはいかない。「妊娠は院長の許可を貰ってから行為を行ってください・・」と冗談を飛ばしたくもなるが、誰が院長の許可とるものか? もしもお産に問題があれば復職はかなわないが、そのときにならなければ経営者といえども推測で計画は出来ない。

 

「妊娠したスタッフや病気のスタッフは冷酷に切れ・・」と諭す人もいるかもしれない。キャノンの派遣労働者なら切られたであろうが、そこは温情のmurajun先生。妊娠した人たちも良いスタッフだったので復職して欲しいから、彼女らの希望する期間の産休中の職員配置や雇用計画が難しい。

さて、一体全体どうして解決したらいいものか? 介護施設は「人員規定」という厳格な定めがあって不適合だと新聞に叩かれ返金額も半端じゃない。かといって「臨時休業」というわけにも行かない。

 

どうしたものか? さあ暇な開業医の院長先生、無い智恵を絞って年末年始、たまには寝ずに悩んで解決してみなさい・・・と、神様に試練を与えられている気がしている今日この頃です。

開業医冥利につきます・・・  日頃のスタッフの働きに感謝、感謝です。

 

読んでくれてどうもありがとう。