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Back To The Street ふろむ診療所

聖なる夜に・・・

またまた関西の消防署から詳細なリークというか報告が・・・

今回も「病院叩き」が繰り返されるようですが、25日の朝4:49分の出来事のようですね。23日は日曜日、24日は振り替え休日でクリスマスイブ。死生観の崩壊してしまった「黄昏の国」日本では、悲しいことに次世代を担うべき若者にとっては一年で最も激しく燃え盛る不純な夜、別名「性なる夜」の出来事のようですね。どうしてこんな節操も無い国に落ちぶれてしまったのでしょう?

医療機関にとって連休は大嫌いだと前に書きました。当院では25日は114人も患者が来院して、院長はオシッコもオナラも食事も出来ずに声をからしてパニック寸前だった程です。なぜ連休を国は奨励して「ハッピーマンデー」なる制度まで作ってしまうんでしょうか? 医療のことなど眼中に無いのでしょう、きっと。

 

読者の皆様方は25日の朝5時に何をしていましたか? 若い方はクリスマスイブに浮かれて「ナニ」をしていた人も多いかもしれませんね。99%の中高年の人は熟睡していたんじゃありませんか?たたき起こされると脳梗塞心筋梗塞が起こる時間帯でしょ? 誰だって早朝の朝4時49分はつらいですよね、良く分かります。僕もその時間帯はつらくてつらくて、患者さんからの電話が鳴ると、秘かに医師になった運命を後悔します・・・ ましてや連休明けの早朝ですから。

 

(コピペ)大阪府富田林市の女性(89)が25日に府内の病院に救急搬送の受け入れを相次いで断られ死亡した問題で、市消防本部は28日、記者会見し、受け入れを断った病院は計30病院にのぼったことを明らかにした。
当初判明していた府内10市の29病院のほかに、富田林市内の1病院も受け入れを断っていた。府と厚生労働省は事実関係を調査する。
記者会見した富田林消防署長らは、重症患者を治療し、府内に13か所ある救命救急センターに要請しなかったことについて「容体は安定しており、病院を探している間に急変した」と説明した。府はこの日、市消防本部と受け入れを断った各病院に対し、聞き取り調査を開始した。
 

 

僕は「救急搬送の問題を解決するには救急隊の教育が非常に大切で、医師は救急隊の教育をしましょう・・」と以前書きました。でも今回の記事を読むと「道のりは遥かで険しい」と再認識します。どこかの大都会の救急隊は「トリアージ」します宣言をしていましたが、これじゃ救急隊によるトリアージや電話相談など全然無理でしょうね。そもそも電話相談で解決可能と行政が考えてる事自体が医療を全く分かっていない馬や鹿と同レベルの愚策なのに気付きもしていない。

 

しかしながら、「聖夜」を「性夜」と勝手に解釈して浮かれまくっている我が日本の未来は悲しいですね。そんな事に浮かれている暇があったら、もっと「死生観」とか「世界への貢献」とか「寛容の心」とか「理系への理解」とか「現場努力の尊重」とか「経済偏重の是正」とか「援助交際禁止」とか「党議拘束禁止」とか「魔女狩り禁止」とか・・色々と真剣に取り組むべき課題は行政・司法・立法・経済界・マスコミ界などの責任ある立場の人々にはあるのではないか?と思う。

いつまでも「医師の労働問題」を無視する厚生労働省がある限り、日本の医療と福祉は黄昏たままであろう。

しかし、今回は「厚労省」ではなく「総務省」が管轄する問題のようで、こんな縦割り行政を改革するのに自浄作用を期待できないことが現在の日本の悲劇ではなかろうか? 不勉強で道徳観の欠如した国会議員どもにも全く期待できない。もっと勉強して努力しろ・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。