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懇願に弱いダメ医者

医療を行う際に、その人々(患者と家族)の生活の状況とか価値観とかを尊重することは少なからずある。どう生きるか、どう死ぬか、どう病と闘うのか?

 

そんな大袈裟な話ではないが、医療事故の観点から言うと、【タミフル問題】もなかなか厄介だ。10代の子供たちにタミフルを使用することの安全性をウヤムヤにしたままで今年の受験シーズンは本番を迎えた。昨年の春分の日に「原則使用禁止」になって以来、浜とか言う「根絶論者」にも叩かれつつ、タミフルの流通は激減してしまい、「新型インフルエンザ」の国と自治体の備蓄予定も当初から16%が不足しているお粗末さ。ひとり10錠(5日分)で計算しているが、流行は数週間続くため、実際には予定の半分も備蓄はなされていないだろう。品不足でパニックは必至だろう。悲しい日本の現状だが、郵政選挙があれじゃ「しかたがない」だろう。

 

最近は毎日の様にインフルエンザの患者、それも10代の患者がやってくる。僕も一応は「タミフルを処方しない、出来ない」と説明するのだが、まず大半の患者と家族はタミフル処方を強く希望する。大抵は事情がある患者たちだ。

本人や兄弟が数日後に受験予定、子供が受験予定、高齢病弱同居者の存在などが主なものだ。やはり受験生やその家族にとって、タミフルは欲しくてたまらないらしい。実際に適切に処方すれば非常によく効く。もちろん、副作用?情報は患者もTVを通じてよく知っていて、僕も時間をかけて説明するが、「是非タミフルを処方してください、お願いします」と懇願されることがほとんどである。

 

そんな時、僕は親の顔を見て決める。信頼できそうな親か? 態度はどうか? 話せば理解しそうな人か? 最終決断をする前に、じっと眼を見て、「他の人には言うな、明日には電話報告してくれ」と言って処方する。みんな笑顔で、こっちも大変価値あることをしたという気分になるから不思議だ。

これまで全例、翌日に感謝の電話を頂いた。これほど感謝して頂ける医療は最近少ない。心が通じ合う医療・・・タミフルで実現するとは皮肉なものである。

 

いけない医者ですね。懇願に弱いダメ医者です。

 

でも、「新型」恐いですね。インドネシアでは死者が100人に達しました。インドも混乱しています。

 

インドネシアで23才女性が死亡、同国で100人目の死者に(29日)
インドネシアで少年が死亡、成人2人が発病(28日)

インド西ベンガル州バングラデシュの鳥インフルエンザ、さらに拡大の危機(28日)
通常インフルワクチンの前投与が、H5N1ワクチンの効果を増強との報告(26日)
西ベンガル州でのH5N1鳥インフル、人口過密州都コルカタへ侵入の可能性(26日)
バングラデシュで家きんにおける鳥インフル拡大、国連機関が警告(25日) 

 

トンデモ裁判や厚労省などからの開業医イジメ、医者イジメがこうも流行しますと、新型インフル流行時には誰も厚労省の要請には協力しそうもないですね。なにしろ厚労省の担当者(アイツです、名前は録画してます)には強烈に僕もぶちきれましたから・・・。

国は道路道路で、国会は機能麻痺ですね。国民の大半も道路・・命で、医療なんて・・どうでもいいんでしょうね。

でも、福田とか伊吹とか・・・憎たらしい物言いが得意みたいですね。天然で感動ものの「人に嫌悪感を抱かせる名人芸」かと思わせるほどですね。

 

読んでくれてどうもありがとう