Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

壊れる医療、壊れる・・

開業医の安~イ「再診料」を更に切り下げて行こうという悪徳お代官様・・思わぬ不覚にメゲルことなく、次の一手が「外来管理料加算」とは、ワル知恵だけは猿並みに働くものと感心している・・・場合ではないのである。

 

うちの高~い機械が壊れた。まあ、10年近く使用しているので、そろそろ壊れるのも仕方ないのですが、「やっと元を取ってこれから利益をあげてくれ・・」と期待していただけに、僕も職員も一様にショックの色が顔から消えないままでいる。

ホルター心電図の解析装置、10年前に500万円ちょっと・・循環器科標榜には不可欠の一品。修理には100万円近い費用が発生し大変、新型に買い換えるのも大変。結局は、定価400万円ちょっとの安物類似品を「下取り込みで 大勉強して頂いて」買い換えることにした。

 

開業医も少しは利益を上げないと機械も買えないのである。そろそろ建物も壊れだすだろう。今日は空調の修理・・・20万円なり。先週は電灯関連の修理・・・10万円なり。先月は浄化槽関連の修理・・・20万円なり。その前月は内視鏡追加で300万円なり。その前月は台風被害のドア&屋根修理・・・30万円なり。その前月はカルテ管理棚増設・・・15万円なり。その前月は透析関連機器・・・300万円なり・・・・・・・・・あれやこれや毎月の様に色々出費が湧いてくる。

 

借金をして、やっと返す頃には追加の借金。ここが公立とは違う最大の点。そんな費用が不要の公立は赤字でも医者は困らないが、私立は倒産。

診療して、料金頂いて、経費を払って、利益に課税され納税して、余ったお金を設備修理や機械修理に回す。更に余れば、新規に購入して設備投資・・・ どの企業でもやることとはいえ、料金が自由に決められずテキトーに勝手に下げられれば、こっちは何も新規に出来ない斜陽産業の悲哀。

 

それなのに、収入に関して誤報とかデマを平気で垂れ流す阿呆ども・・ 『テメエらがクソやションベンを垂れ流してもシラネエゾ・・』と言う汚らしい本音の声さえ天から聞こえてきそうな不穏な医療業界の崩壊過程。

 

今日はそんなホルターを見ながら開業当初の感慨に耽った・・・

 

開業当初の数年間、ホルター解析の【内職】を毎日沢山して赤字に充填していたなあ~ 職員の給与を稼ぐために夜も遅くまで検査会社から解析を請け負って内職・・辛かったなあ。

でも、今日来たMRさんが言っていたが、「最近の新規開業医は他の病院の当直とかアルバイトに皆さん行かれてて大変ですね・・ 自分とこだけじゃ成り立たないみたいですね、新規は・・」とひ弱な開業医を哀れんで頂いた。嬉しいやら恥ずかしいやら・・・確かにMRさんの給与が医者より高いですからね。『同情するなら金をくれ・・』と嘆きたくもなります。

 

<開業医の内職やアルバイト>・・普通の人には想像出来ないでしょうが・・ 夜間のタクシー運転手でバイトしようかな?って考え出してる開業医もいるかもしれません。

 

読んでくれてどうもありがとう