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Back To The Street ふろむ診療所

小説と映像化

小説と映画、あるいはドラマ映像の両方を好む人は多かろう。しかしながら、気に入った小説の映画は絶対に観ない・・とか、感激した映画やドラマの原作は絶対に読まない・・という人も案外と多いものだ。

僕の場合には、気に入った小説の映画化はあまり観ない方だろう。特に長編小説の映画化には常に不安が付きまとう。逆に映画の原作は時間さえ許せば読んでみたいと思うほうだ。

そして映画化の場合には色々なパターンも存在する。最近ブログでご紹介した作品に関しても同じである。

 

1)原作より映像化が少し詳しい場合・・・【鹿男あをによし

2)原作が詳しく、映画は極端に簡潔の場合・・・【チームバチスタの栄光

3)原作より映画が少し短い場合・・・【象の背中

4)原作と映画が解離しすぎの場合・・・色々あるでしょう

 

5)その他に、原作をベースにしているものの映像化が格段に想像を拡げている作品も少なくない。

6)ちなみに、映画の脚本が先で小説化が後だと「ノンブックス」という<形は本だが本ではない>ものに分類される。

 

先日、純真な僕が絶賛した映画【色 戒】の原作は、文庫本で僅かに43ページの分量にしか過ぎない短編小説だ。対する映画の方は長く、150分を超える。正直なところ映画を観るより小説を読了する方が早いくらいだ。まさに 5) のパターンの小説と映画だった。

僕の場合には、詳しい方を好む傾向が少しあるようだ。

 

今回の【ラストコーション】の映画化には正直なところ、僕は相当驚いている。僕が先入観で期待した性愛のシーンなんて・・・・・原作には皆無だ。原作だけ読んで映画出演を承諾したとしたら女優は後から相当に肝を潰したに違いない。

 

占領下の上海の状況や抗日作戦も少ない表現だった。それなのに、ここまでイメージを大きく拡げて素晴らしく完成した作品を見せてもらえるなんて・・・監督の力量は凄いと思う。3分の歌を聴いて2時間の映画を製作したような感じ・・・と言えるかもしれない。

 

原作も映像もどちらも素晴らしい・・と言える作品は羨ましい。作家にとっては一生の財産であろう。映像化に関わったスタッフも誇らしいに違いない。僕も生まれ変わったら、そんな仕事をしてみたい・・・かな?

 

色んな楽しみを享受できる現代・・・まだまだ、『お楽しみはこれからだ・・・』 と、人生を楽しむ準備を、これからも僕は続けたいと思う。

 

読んでくれてどうもありがとう