Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

友達の一人は・・・

昨年の末に、僕は高校の久しぶりの同窓会の話を書いたことがある。男子校で、文系理系の混合クラス・・・当然ながら進路は様々で、今の自分とは全く違った世界で活躍するかつての友人の姿に感動したり、医者としてしか生きてこなかった自分の姿を照らしたりしたものだ。それは出席するのがドキドキする世界だった・・・・

対して、先日の医学部の同窓会は、皆が同じ医師になるべく集った仲間ばかりであるから、外科・内科など専攻科の違いはあっても同じ世界を共有している安心感がなくもない。ただ、僕にとって女性の同級生を意識することは小学校と大学だけなので、突然眼の前に現れた「女医」というものに少なからず今も「別の世界」を感じてしまう・・・・

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人一倍シャイな僕は、医者仲間であるはずの女医にいまだに恥ずかしさを感じて素直に言葉が出てこないこともある。同窓会でも言葉が交わせない女医・・・そこに屈折したような昔を思い出してしまう。周りからもそう見られ、かつて優しく言葉を交わせたこともあったのに、どうして僕らは変わってしまったのか・・・ いや、変わった気でいるのは僕だけかもしれないけど。

 

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夕べ 彼女は傷ついた小鳥のように ここへ訪れた そして 同じ夜明けを迎えたのさ まるで昔のように・・・

友達の一人は 遠くサンフランシスコで 仕事をみつけた

友達の一人は 手紙もなく 今行方もわからない

友達の一人は 幸せなウエディング 一児の父親さ

そして 同じ幻を見つめていた まるで子供のように・・・

ずっとさっきから街路樹に車を止めて そして 静まりかえった闇の中に息をひそめてると 世界中で たったひとりだけ取り残された気がして 楽しかった思い出が 心を通り過ぎていく・・・

フッと気づけば みんなこの街にのみこまれたプリテンダー どんな答えをみつけるのか どんな答えが待ってるのか・・・

Good Night Sleep tight・・・

 

同窓会の参加者は4割弱、卒後20年以上経つ割には出席率は悪くない。勿論全国から遥々集って、懐かしさも半端ではない。卒後一度も顔も見てない仲間も沢山いる。卒業名簿の住所・職場欄が毎年毎年空欄だと何となく淋しくもある。一体、どこでどんな生活をしているのであろうか?

僕にも何人か特に仲のよい友人がいたが、そのうち数人とは卒後連絡を取り合ったことは無い。研修医時代のお互いの急がしさは遠くの友人を思い浮かべるほど楽ではなかった。ただ、少し落ち着いて人生を振り返ることが出来る年齢になった今、僕はアイツらとあの頃の事を懐かしく語り明かしてみたい・・・

『おい、オマエは何で彼女をさらって行ったんだ? 一発殴らせろ・・』

きっと今なら笑って話せると思う・・・あいつも後で振られたようだから・・・

『おい、俺なら時おり笑顔で タフに生きてるぜ・・・』

 

読んでくれてどうもありがとう