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Back To The Street ふろむ診療所

いんふるえんざ・ぶるーす

今朝の新聞に近くの大都市での「新型インフルエンザ」流行時における「発熱外来」での訓練の記事が写真入りで載っていた。スタッフは凄い重装備・・夏なら大変だろう。外のテント内での診察なので暑さは問題ないようだったが、当然ながら時間ばかりかかってしまい、待たされる「発熱患者」の方は寒かったようだ。真冬だったら、ただの風邪が重症肺炎に進展しそうだ・・・

 

でも、どうやって「発熱外来」で新型インフルエンザ患者と通常型インフルエンザ患者、更には感冒患者を短時間で見分けるのであろうか? 五分間ルールでは難しいし、完全なる判定キット完成してもキット一人30分程度はかかるのではないか? 僕は「発熱外来」訓練の記事が出る度に悩んで夜も眠れなくなる。完全なる判定キットはいつかきっとできるだろうが、それまでに新型患者を一人でも見逃して「野放し」にしてしまったらヤバイダロウ・・・

 

こういった訓練はまずは通常型で行うべきだと思っている。今年の地域での最初の患者を徹底的に調査して、どこからどう感染したかを追跡調査すべきだ。もちろん、保健所の役割として・・・

先週書いたが、当地で流行しだしたA型は県内初発らしい。某中学校での流行のトリガー患者、どこから感染したのか?調べれば恐らく判るだろう。二人目は・・三人目は・・ 翌週には隣の学校の某運動部で最初の患者が出た。これも感染経路は判るだろう。ここを保健所は詳しく調べようとしない。ここが実際には感染拡大防止には大切な情報提供してくれるはずなのに、なぜ研究せずに放置してしまうのか? これすら解明して予防に結びつけないでは「新型」の感染拡大・パンデミックが防げるはずもない。パンデミック対策担当者の皆さん、まずは通常型の感染拡大防止に尽力してください。

 

で、本日は当院は異様でした・・・

先日診察してA型インフルエンザ感染を確認した中学生が治りかかりで再度来院した。咳してるが発熱はなく体調はベター。しかし、待合室には、肺炎既往や心不全・腎不全、要介護状態の高齢者が10人以上診察や予防接種の順番を待っていた。やってきたのは子供だけ、先日「タミフル」を飲みたくないといって他の治療をしていた子供だった・・・ まだ、ウイルスを排出してそうだな~ って思ったものの、寒空の中に追い出すわけにもいかず、厳重に高価なマスクを着けさせて順番を待たせた。どの患者も具合が悪いので子供を年寄りより先には診れなかった・・

明日、何人か感染するんだろうか?

 

最近、「食品の安全性」とか「微量採血器具の大量使い捨て推奨」だとか日本の安全基準はコンニャクゼリーに比べコチコチに固まっているが、たとえ「いんふるえんざ患者」が病弱な高齢者の間に座っていても消費者庁厚労省としては問題にしないのであろうか? 結核じゃないから良いのか? 風邪だったら良いのか? 厳しい野田基準に照らした場合、病院では感染の可能性のある患者を他の患者と一緒の空間に滞在させて良いのであろうか?

 

あ~ またゾクゾクしてきた・・・ またヤバいの移されたかも?

 

読んでくれてどうもありがとう