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911を想い出す悲劇

本日の「二度目の犯行」をTVニュースの中で知った時に感じたのは、あの2001年のNY 911事件だった。今日も全く同じように夜のテレビを見ていて、「え? 何これ? え? 二度目? 次もある? 誰がなぜ?」という感情をTV番組で淡々と報道される映像を見ながら感じた。これはどう見ても年金関連の事務次官を狙ったテロ事件だと思う。

飯島秘書官の話では、二人の事務次官は奇しくも小泉厚生大臣時代の各事務次官だったようで、偶然なのか・・・最近評判がおもわしくない小泉元総理周辺も相当緊張していると推測する。

まだ犯人グループがどんな組織的背景をもつのか全く不明であるが、ある程度は内部事情にも詳しいのではないか?

 

僕ら医師も最近は安易に厚労省官僚の批判をし過ぎていたと思い反省してもいる。「新臨床研修問題」・「後期高齢者制度」・「五分ルール」・「10年近い報酬連続切り下げ」・「事故調設置議論」・「採血器具問題」などなど、とんでもない愚策の連続だった。だが、いくら官僚主導の政治・霞が関支配が腐敗しているとはいえ、役人を自宅で襲い死傷させるような卑劣な犯行が正当化されるはずはない。いわゆる「私刑」の類だろうが、世界的金融恐慌の時期に新型インフルエンザ大流行、年金崩壊・医療崩壊・労働問題・介護保険崩壊などなど余りにも暗い将来像が厚労省には付きまとう。余りにも組織が肥大し過ぎでありる。

 

911テロ事件でアメリカの緊張感は異様なものとなった。今もまだ、その影響は小さいものではない。むしろトラウマとなって終わりなき恐怖に変わった感もある。今回の事務次官を狙ったテロ事件も、厚労省に限らず今後の霞ヶ関の緊張感を高めてしまうような気がする。

緊張感が良き緊張感となれば救いもあるが、悪しき緊張感が暗雲として政治と行政を覆った時に極めて息苦しい世界が生まれるような恐怖心が僕にはある。

 

30歳前後の実行犯がどうして退官後の官僚の住所などを知りえたのか? 

今日は住基ネット結核患者を追跡する試みが始まったようだが、個人情報を様々な形で追跡する目的に転用されていく突破口が開いたようだ。誰でもどこまでも追跡できる、どんな意図であろうと・・・

僕らは「どんな愚策にも官僚は責任を取らなくて天下りできて幸せだな~」って声高に皮肉っていたが、これからは高級官僚にも大変ですねって同情すべきかもしれない。

 

まだまだ情報が少なすぎる段階で迂闊なことは言えないが、なんとなく「日本の911事件」と言えそうな予感がする・・・ 別の誰かが犯行シナリオをきっと持っているだろう。

 

ところで、天下り組織の「福祉・医療機構」って何をやってるのか?

 

読んでくれてどうもありがとう