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Back To The Street ふろむ診療所

走り回る子供・・・

子供が「中学校で新型インフルエンザの勉強会をするので資料を欲しい」と言ってきた。中学1年生にとって理解可能なレベルとは何か、強毒性の「H5N1」に準基した話をすべきか、休校や社会生活制限を含めた話をすべきか・・・僕は悩んでいる。

昨今のTVなどマスコミの報道姿勢は変だと感じている。パンデミックをビジネスチャンスと考える悪党に手を貸してしまっていないのか?と心配している。もっと「通常型インフルエンザの流行拡大防止」に尽力すべきなのだ。

 

今日の情報では、近所の中学校で生徒数の60%がインフルエンザ様症状で学年閉鎖をしたらしい。先日の関西方面への修学旅行先で(もらったインフルエンザ)の大規模感染が主因だとの噂らしいが、恐らく出発前にインフル罹患した生徒が旅行中に宿舎や移動バス車内などで同級生達に大量感染させたのが実際だと医学的には思われる。ただ、先生の責任問題にもなるだろうから大きな声では言えないが・・・ 

前も書いたが、今年の当地区のインフルエンザは10月30日の一人目が出た時に「グラウンド・ゼロ」と考えられたわけだから、前後の感染経路を追及したり、感染拡大防止に策を講じることは興味深いフィールドワークであり、本来ならできたはず。それを保健所のスタッフはしたのであろうか? 恐らく、県や厚労省からの「書類・書類また書類」で実地での公衆衛生的活動が不可能なのだろうと思う。これは保健所の責任ではなく、県や厚労省がセンスがないだけであると僕は思う。

 

ところで、興味深い話を今日のインフルエンザの患者家族に聞いた。今日来た患者は十代、「インフルエンザ服用時の異常行動」に関して説明をしていた時のことである。

 

母親が、『そうなんですよね、タミフルじゃないですよ、あれは。この子の弟は毎年高熱を出す度に目の色変えて走り回って家の外に飛び出していました。それはそれは凄い勢いなんですよ、止められません。ちょうど、タミフル問題が出る前の頃でしたから家族で何度も話したりしました・・・』と言い出した。

10代の弟さんは、タミフルを一切服用していない状況で数年にわたって類似の行動を示したようです。母親は過去に小児科医にも相談したことがあって「てんかん」の可能性も説明されたことがあったらしいが、彼女の観察では・・・・

でも去年から全く無いんですよ・・ どうも成長が急激な時に起こったような気がします。一年に15センチとか凄く背が伸びてた時期だったみたいです。多分、脳の一部から成長期に活動性の神経物質が高熱時に過剰分泌されるのではないかと思うんです・・』と僕が知らない観察結果を披露してくれた。

 

医学とは無縁の彼女には「急激な成長 と 異常行動」とに関連性が感じられたようだ。確かに、女性より男性に多く、男性も高校生より中学生に多い。タミフルを服用しなかった子供やリレンザ服用でも異常行動は発生している。また発熱開始早期に限られている。高熱時に下垂体とか松果体とかから何らかの神経ペプチドが高熱時に過剰放出されることはあり得るし、理屈から考えてもタミフルとは無関係との知見が集積されていることと思う。

 

僕の手元に国立感染症研究所からの「異常行動調査書類」があるのだが、子供の「年齢」は調べてる様だが、「身長・体重」さらには「一年間の身長の伸び」などの調査項目は無いようだ。また、女生徒の場合には性ホルモン周期との関与、すなわち「月経日との関連」を絶対に調査すべきだと僕は思う。これも調査項目には入っていない。

 

もしもインフルエンザ研究者や厚労省の関係者で僕のブログを読んでくださっている方がおられれば、是非 これから先の調査項目に「成長や月経」に関する項目を加えて欲しい。(論文にするときは僕の名前も載せてくださいね・・・murajun です)

 

新型インフルエンザでは否応なくタミフル服用をすべきなんだし、10代への原則処方禁止が継続されている現状は極めて異常事態だと思うから、冷静に科学的な調査を望むものである。

 

読んでくれてどうもありがとう