Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

あんハッピーなフライト

中学生の娘を誘って、久しぶりに二人だけで気になっていた映画「ハッピーフライト」を観に行った。悩んでいたが、Pさんのブログの高評価で決心がついたのが真相かも。

邦画を評価していない妻からは「どこが好きなの? 映画なの? 綾瀬なの?」と馬鹿にされ、付き合ってくれた娘からは「どうせ、綾瀬はるか好きの中年と思われるのが嫌で、子供の付き添いという設定なんでしょ?」と痛いところを突かれたが反論はできなかった。

 

でも、予想に反して映画館はほぼ満員で子供は疎ら・・・案外と大人が80%を占めていて、飛行機好き・スッチー好きが多いと認識を新たにした。なお、スッチーという死語は一切出てこず、「CA」に統一されていて非常に寂しかった。

2003年に同名のアメリカ映画があったらしいが、1970年の「アテンションプリーズ」に似た設定だったようだ。今回の映画はどちらかというと「あんハッピーなワンフライト」であって、イジメ映画というより「企業イメージ向上作戦」のような印象だったが、途中で何度か綾瀬の表情に「頑張れよ、ガンバレ・・」と秘かに目頭が熱くなったのを娘は気づいたのだろうか?

 

娘は映画が終わって僕が「どうだった? 何事も仕事をするのは大変だろう? 医者じゃなくても何の仕事でもチームワークが大切、皆が力を合わせて困難に対処するんだよ・・・」というのを少々メンドクサク聴いたに違いない。

でも、映画を観ながら僕はやっぱり医療のことを考えずにはいられなかった・・・

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20061020/2 

これは2年以上前のブログ記事(第2作目)であるが、救急医療や救急産科というのは基本的に映画「ハッピーフライト」における緊急事態発生後の状況の連続である。

大きな違いは、他の事に対処しながら更に追加で「緊急事態」に対処せざるを得ないこと、対処中でも他の通常業務の対処も迫られること、計器故障ではなく計器がもともと存在しないこと、チームワーク構成に必要な状況が(政府方針で)不備でも事故に連続して遭遇すること、事故後も連続勤務を強いられること・・・などなど

 

場合によっては、失速して海面に墜落直前で患者さんが搬送されてきても一瞬で機体(患者さん)を持ち上げ立て直せ・・というのが最近のマスコミの要求、たとえ台風の暴風雨の中でも。

この映画を観てると、娘が大きくなる頃には「医療体制も航空会社並にならないかな~」と期待してしまう。どんな大災害も医者個人に責任を押し付けるのではなく、暴風雨の中を燃料不足で計器故障中でも飛び立つ医師の姿を・・・裁判という形で加害者という扱いが改まらない限りは無理だと思うが、「パイロットっていいな~」と思ってしまった。

ふと漏らした僕の幻想を聴いた娘が妻に「パパ、昔はパイロットになりたかったんだって・・」と告げ口していたので少々恥ずかしかった。でも、綾瀬はるか って可愛いな~

 

読んでくれてどうもありがとう