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Back To The Street ふろむ診療所

過剰反応か 正しい行動か?

最近とても新型インフルエンザ報道が増えている。厚労省が流行時の「外出自粛」を主体に据えてから余計に皆が過剰反応を示すようになったような印象だ。

最近は非常に学級閉鎖・学年閉鎖が早くなった。数名の発熱ですぐ閉鎖・・・ 当然ながら家族は自宅で付き添う。母親は感染してもしなくても、仕事に行けないことになる。しかも最近はそれが「当然の権利」あるいは「正しい行為・義務」という風潮になった。

 

不況で仕事がなくて人員整理や生産調整などを行う場合にはOKだろうが、医療機関ではそんな冬季こそ多忙となり、不況よりもむしろ繁忙に悩む今日この頃である。

流石に正職員の看護師達には少ないが、医師や看護師以外では感染した印象があると簡単に欠勤を申し出ることが急に増えてきた感じがする。もっと云えば、医師や看護師以外は感染予防に関して緊張感が違う気がする。残された職員は増え続ける患者に謀殺され疲労の色を隠しきれない。責任感の強い職員が燃え尽きるのが怖い。透析医療はインフルエンザでも職員のドロップアウトを許すような環境には既にない。ある意味、産科や小児科よりも融通が利かない・・・

 

僕はこの10年間、日曜日以外は唯の一日も仕事を休んだことはないが、こうも簡単に通常型インフルエンザや感冒で職員たちが休むようになると、新型インフルエンザ流行期に住民のために戦うのは難しいという気がしてくる。

命を捧げよ・・・と医師だけが使命感で戦えるのであろうか? 

 

なんとなく、新型への厚労省の方針を聞くたびに国民と医師との精神的乖離を感じてしまって、「無駄死」の恐れに「うつ」になりそうな思いである。

 

読んでくれてどうもありがとう