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Back To The Street ふろむ診療所

あけまして おめでとう

大晦日に「来年もよろしく・・」と言って回診して別れた患者さんを 今日また「今年もよろしく・・」と言って回診し新年のご挨拶をしてきた。もちろん、昨日の元旦が透析日の患者さんたちとも、休日を返上して勤務するスタッフとも・・・

 

みなさんが 心から安らかに「おめでとう・・」を言える心理状態だとは限らない。家族を昨年亡くした人も少なからず居るし、家族同然・親友同然の隣のベッドの透析仲間を最近亡くした患者さんも居る。それでも、僕もスタッフも患者さんの一人一人に「あけましておめでとうございます。今年も頑張ってまいりましょう・・・」と声をかけながら、開業して11年目の正月を普段のように迎えている。

年末年始だからと言って透析患者さん達の体調が安定するわけではない。忘年会・新年会・親戚の集まりなどなど 僕ら以上に不摂生をして体調を崩す患者さんが少なからず居る。新年早々厳しい口調で「厳重注意」を申し述べざるを得ないときは僕らは悲しい気分になり 決して「おめでとう」どころではないが、人間の弱い性・・・誰しも持っているので批判ばかりではいけない。笑顔でベッドサイドを回るように心掛けた。

 

当院は年末年始、比較的平穏に時が流れているようだが、全国の医療機関では恐らく普段以上の忙しさで働かざるを得ない医師・医療スタッフも多いに違いない。交代勤務ならいいが、なかなか交代勤務でなく毎日が臨戦態勢・・・というのが、今年も医療現場では当然のように続くのであろう。

国会議員霞が関官僚・マスコミ・一般市民の皆さんには、医師も生身の人間で、病気の家族を抱え、自身も病気をして闘っている仲間だということを今年こそは理解してほしいと思う。医師は裁判に訴えるべき敵ではなく、ともに病気と闘う同志だということを・・・

 

今年は世界的な「混迷の年」になるだろうと感じている。昨年以上の混乱と不安感と、世界的な新秩序創造への模索などが繰り返されるだろう。鳥のH5N1型インフルエンザの大流行の脅威は別のタイプのパンデミックへと変容を見せ始めているようだ。少し安心の方向へ向かいだしている印象を持っている。日本は逆に「列島感染爆発」を煽っているようだが、独占的社会的権力を有している国会議員霞が関官僚・マスコミの皆さんの「正しい活躍」を今年こそは期待したい。

その際にぜひ反省してほしいことは、重要な検討や議論の場に「若手の優秀な現場の医師たちの建設的な声」を現在の様にやみくもに排除などせず、積極的に聞く耳を今年こそは持ってほしいと切に願っている。これまでは、医師からの貴重な意見を排斥し過ぎていたと思う。確かに医師にも色々居るのは確かだが、傾聴すべき人間が多いのも確かだと思う。常識に欠ける割合は他の職業に比べて総理が語るように決して高いとは思えない。確かに「自己犠牲」という非常識な面はあるのだが・・・

 

僕自身の今年は・・・ 色々とありそうだ。これまでよりも変化が多い年になる予感がする。ワクワクする変化か ドキドキする変化か ハラハラする 変化か・・・ そして先に待つ未来は?

 

外は寒さが厳しいが明るく晴れている。チラホラと初雪も舞った・・・

家族もスタッフも、元気に病気もせずに新年を迎えることが出来た。

 

仕事を失った人々、家族を失った人々、信頼を失った人々・・・ 「おめでとう」とは声をかけにくいけど かけがえのない命を大切に 今年も暮らしていきましょう 

【約束の橋】が・・・きっと かかってます

http://jp.youtube.com/watch?v=eE9IKrXKMaw 

 

読んでくれてどうもありがとう