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Back To The Street ふろむ診療所

もし新型だったら・・・(前編)都はどうするの?

東京の認知症専門病院で現在進行中の「インフルエンザ集団感染」・・・これは実は大問題だと思います。病院じゃないですよ、東京都や国の大問題です。危機管理の大問題です。

一つの病院で100人を超える感染者(患者18%)が出て、元気なはずの職員も24人(7.1%)も感染している。しかも、患者も職員も90%近くが予防接種を済ましているのに・・・どう見ても普通じゃないし、素人だっておかしいと思う。別に、いまだから言うのではないですよ・・・

 

マスコミは、東京都は、湿度とか職員のマスクとか病院へ責任を押し付ける必死の努力はしているようだが、根本的な問題へのアプローチは全然してなさそうである。

これを書いている時点で僕が報道で知りえる限りで書かせてもらうが、後日 異なった報道が出てくるかもしれないのでご了承を・・・

 

さて、1月3日に職員がインフルエンザと判明し、仕事を休んでる最中に、6日に患者4人が同時に発症している。7日までに病院は「尋常ではない」と感じ、市と東京都に報告しているようだ。東京都は病院の「悲鳴」を感じないのであろう、警告を「警告」と感じないのであろう、3連休後の13日になって市が初めて立ち入り、14日に都が調査・指導に入るが、既に日曜日の11日に「老人2人が死亡した後」である。

僕も経験があるが、週末に保健所に連絡しても誰も相手してくれない。そして、医療現場では 休日でも事態はどんどん進行していく・・・

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070131/3

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070201/3 

 

そして、14日になって 湿度が15%しかないとか、職員でマスクしてない人がいるとか、隔離がされてないとか、市も都も荒探しを必死でしたようだ。だが、公衆衛生のプロとして保健所は実に おかしくはないか?

普通なら、尋常でないインフルエンザの集団感染が老人病院内で起これば、連休前や連休中でも保健所は「どのタイプ・株のインフルエンザ」なのか調べるべきである。ただでさえ、新型インフルエンザ問題が過剰なまでにクローズアップされ、しかも今季流行中のAソ連型はタミフル耐性株がほとんどといわれているのである・・・

 

本来なら7日から株を調査開始、どんなに公務員体質で動きが遅くとも 13日には調査開始して ウイルスの型や特性を早急に検索・同定し周辺医療機関へ警告・告知すべき問題である。しかし、現時点でウイルスの型が何か報道があっただろうか? 報道関係者もきちんと東京とを追及してほしい。子供新聞ではないのである・・・

 

院内感染の広がり方からは、感染力が強いということが容易に感じられるし、病院もそう判断して連休前に通報したと思う。タミルフル耐性H1N1株、またはブリスベンH3N2株なのかは分からないが、個々の病院における環境の問題と考えるよりも、異様な感染力自体を問題に対応すべきであろう。多くのワクチン接種済みの職員にも感染者が多発している。「これは何だ?」と通常は専門家なら疑問に思い、すぐ行動にでるだろうが、実際は東京都では誰も働かない。なぜ、いまだに株の分析も行われていないのか? 少なくともH1かH3かは一日もしないうちにわかるだろう。 

 

もし、恐れられている新型インフルエンザの初期段階であったらどうするのだろう? 

 

まさか、新型インフルエンザが全て国外でスタートすると勘違いしてはいないのか? 

新型といってもH5N1型だけではないし、タミフル耐性のAソ連型が老人施設で流行しただけでも大問題である。そして、病院が東京都に悲鳴のような通報をした段階で東京都は早急にタイプ判別に取り掛かるべきである。東京都が出来ないことは全国どこでも出来やしない。東京都は真剣に取り組まないと、東京発パンデミックも十分にありうるのである。厚労省は東京都に対し厳重に指導をすべきであろう・・・といっても、厚労省も同罪なので庇い合うだろうが。

 

【もし、新型インフルエンザだったら どうするのか?】という視点で行政にはもっと真面目に危機管理を行ってもらいたい。これは病院の限界を超えているし、行政の仕事である。2兆円もバラマクお金があるのなら新型インフルエンザ対策に真剣に予算を投入してほしい・・・

責任者、出て来い・・・

 

読んでくれてどうもありがとう