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源氏って面白い②

今日も仕事が終わったのが夜の10時半過ぎ。田舎道は街灯も疎らで暗く、ヒュルヒュルと物の怪が出そうな道を車内のCDでシャンソンを聴きながら帰宅しました。

立春の今宵は昨日の上弦の月より少し明るく、シンシンと冷えた冬の澄み切る空が明るく美しく見えました。ただ人の顔はしばらく外に居ますれば充分に判明出来ますし、新月の夜に様に篝火を必要とするほどではありません。

それでも、1000年前に女御の住まう夜の室内はさぞ暗かったのでありましょう。源氏物語には、シバシバ高貴なる姫君が怪しからぬ下心満載の男君達の顔さえ判別できずに、暗闇の中で震えながら身を任すシーンが幾度となく出てきます。

震える・・・といっても、愛のあるセックスに身も心も打ち震える場合と、見知らぬ男(貴族)に強姦される恐怖に震え慄く場合があるようです。時々は、相手を間違って 喜んだ後で恥ずかしさに打ち震える場合もあったようで、とにかく何故か「暗い部屋」でしか源氏の君達はセックスをしなかったようです。

男の趣向にも色々あるでしょうし、中には@@先生のように明るいベッドで相手の女性の紅潮する表情の変化を楽しみたい人も居るやに聞いております。そんな人には平安時代は暗黒の時代だったことでしょう・・・ もったいないことですね。

 

ここで、前回の「旧暦の利点」に関する murajun新説に続く、「新説?第2弾」をご披露します。

まず、大いなる疑問として・・・「いくら暗いといっても、相手の顔も全く見えずに貴族はセックスするのか?」ということがあります。著者も時おり恥じらう声で「ねえ 灯りを消して・・」と云われる場合も遥か彼方に記憶としてありますが、それでも相手の顔くらいは真っ暗にしてもそのうち見えてくるものです。それなのに源氏物語では後朝(きぬぎぬ)まで知らないケースもよくあります。これは一体どうしてでしょう・・・?

 

今回の新説は、「ビタミンA欠乏症による夜盲症が平安時代にはごく一般的だったのではないか?」ということです。もしかすると、源氏研究家が既に「夜盲症説」を発表しているかもしれませんが、素人ですから以前の学説など知りません。もし本当に新説だとしたら大変なことです・・・1000年の謎が解けた瞬間です。

 

ビタミンA欠乏症による夜盲症は、高齢の方に伺っても 明治から昭和初期などでは一般的に貧しい家庭ではあったようです。主に食生活に関係しますが、一番多く含まれるものは 生レバーとか 乾燥のりとか ウナギとか あまり平安時代には貴族であっても食べそうもないものばかりです。

病気というのは、周りのみんなが同じ症状だと病気だと思いませんから、夜盲症が普通だとしたら、紫式部も夜盲症ということを不思議とは感じないでしょう。だから、暗闇の中のファンタジックなセックスがメンタルイマジネーションを高揚させて平安貴族の楽しみとなっていたのかもしれません。暗闇というのが一種のセックス・ドラッグ的要素だったのではないでしょうか?(67%程は冗談で書いていますから誤解しないで下さいね)

 

しかしながら、平安貴族・・・といっても「超貴族」の源氏物語は様々な男女の性愛のシーンが満載で、中年男の好奇心を刺激し、不眠症に陥らせてくれます・・・

 

読んでくれてどうもありがとう