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源氏って面白い③

あまり卑猥なことを書き綴ると、もしかして murajun はエロ中年医師か?と誤解?を受けるかもしれないので③では話題を変えよう。

 

皆さんは知っていたでしょうが、僕は知りませんでした。源氏物語の時代は、頂点を極めた藤原道長の時代と完全に重なるようですね。

昨年の2008年は、「源氏物語1000年紀」ということになっています。1008年は藤原道長が娘を最初に皇后(中宮)にして10年後に初の孫が誕生した年ですね。その後、2人の娘を更に皇后(中宮)にしています。

道長が生まれたのが、966年ですから1008年は42歳です。光源氏が死んだのが50代前半とされますから、道長光源氏より少しだけ年下となります。

最後は太政大臣までのぼってますし、源氏と親しい「頭の中将」に近いかもしれません。というのは、光源氏が「皇室系統の貴族」であるのに対して、頭の中将は「藤原氏系統の貴族」と紫式部が書いていますから。そういう紫式部自身も藤原氏系統ですけど・・・ 光源氏道長をモデルにしたという説もあるようですが、品格という点では違うでしょう。

 

もう一つ、面白いというか フムフムと云わせてくれるのが、女性に対する態度というか強引さというか、いわゆる押しの強さ・繁殖力の逞しさが 皇室系統の光源氏より 藤原氏系統の貴族たちに目立つ気がいたしました。

光源氏は(貴族の中では)女性に対する態度が良い方ですし、関係した女性を大切にしていますし、後々まで面倒見が良いですし、娘をあまり皇后にしたいという願望が露わでは無いようです。

対する藤原氏系統は、全く反対で・・・実際の藤原家は かくもあらん・・・という気がいたしました。

 

源氏物語を読んでいて凄く感じたのは、この「皇統 vs 藤原氏」という構図でした。藤原氏が皇統に娘を入れたということではありません。紫式部が意識したのかしてないのか・・・ 藤原道長という栄華を極めた超貴族が 結局は皇室と摩擦を起こして 品格の点でも並ぶことが出来なかった・・・・という現実の姿を、「光源氏 vs 頭の中将」という構図の中で凄く上手く表現している文学作品だと思いました。

もしかして、上記も「新説」でしょうか?

 

あと、藤原道長が糖尿病だったという説があるようですね。しばしば狭心症発作を繰り返し、死の恐怖に慄いて終には出家してしまった・・・らしいという話は、1000年前から「贅沢と動脈硬化疾患の関連性」を示す興味深い話だと思いました。残念ながら、これは新説ではないのでしょうね。

現代の人々は、あの藤原道長さえ苦しんだ狭心症を誰もが克服できる素晴らしい時代に生きていることを感謝しながら暮らしていきましょう・・・

 

読んでくれてどうもありがとう