Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

ついに前年度割れ

『 あぁぁ ひゃあぁぁ ぎょえぇぇ ゲロリンチョ 』 という M院長の断末魔が 鴨川の底、吉田山の彼方から聞こえてきます・・・

M院長は真面目にこの一年間働いたそうなんですが、開業10年を過ぎた11年目に とうとう悪夢の「前年度割れ」をしでかしてしまったようです。

 

天井を見上げ 縄を掛ける梁を探したのですが、瞼の裏に可愛い娘たちの姿が浮かんで来て ナントカ思いとどまって 日記を書いているらしいです。今月からスタッフには昇給予定らしく、生命保険の補償額を計算しつつ 睡眠薬を倍量のんで 日記を書いた後に眠るそうです。明日の朝、運良く眼が覚めたら、またヘラヘラ笑いながら診療所に出勤する予定です。

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20080731/3 

昨年 7月31日に分析した年間予想が的中したようです。実際には、透析が5%伸びたおかげで 年間100万円程度のダウンに止まっただったようですが、少なくとも5%は忙しくなってのダウンですから 気持は20%ほどダウンします。これは体力を失いつつある中年には応えます。もうEDどころじゃなく、戦闘開始自体が不能の心理的敗北です。

5日の足のダメージがようやく改善してきたというのに、心がポッキリです。我がままな患者に文句を言われたので今日はなおさらブルーです。死にそうです・・・が死ねません、借金残ってますから。

 

理由は分かってます。

1)原寿徳の考案した「5糞ルール」を守ったことで患者に嫌がられた。

2)無診療処方完全撲滅方針にて患者に嫌われた。

3)患者が要望する無駄な検査を拒否して患者に嫌われた。

4)患者の要求でほとんどが28日処方化し、14日処方は激減した。

5)昼休み時間を延ばして午後の診療時間が減った。

6)近所の某病院が少し患者囲い込みを開始した。

7)以前の住民検診に比べ特定検診が極めて低調。

8)医療費削減の努力を誤って してしまった。

9)不況の影響で患者の受診抑制もやはりありそう・・・

 

まあ、要するに・・・「医療費を削減すべき」と僕自身が思っている訳で、常々言ってますように「医師不足ではなく、患者が多すぎる」という持論への回答、すなはち、「無駄な受診、無駄な検査、無駄な治療継続を極力排する」という地道な努力が実っただけのことです。奈良県の山本病院とは正反対な循環器と云う訳です。

ただ、「薬だけくれ」とか、「@@の検査をしてくれ」とか、「明日も明後日も来たいけど」とか言う患者は恐らくは他の医療機関に回っただけでしょうから、地域の医療費は減ってないかもしれませんけど・・・ 

 

まあ、そんな訳で「前年度割れ」自体は良かったのか悪かったのかわかりませんが、予測が的中したので喜んでいいのかもしれません。いやはや複雑な心境です。その分、スタッフ削減や給与削減してかまわないなら問題ないですが、冷酷な経団連とは違ってスタッフ厚遇が僕のポリシーですから・・・

・・・近いうちに倒産するかもしれませんね。

 

読んでくれてどうもありがとう