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Back To The Street ふろむ診療所

ある晴れた日に・・・(3)

ある晴れた日に、こうして僕は患者の体調・航空機の運航・地元の天候・携帯の電池切れ・・という一抹?の不安を抱きながら ZEPP TOKYO での MOTOHARU SANO のコンサートの観客となった・・・

 

なぜわざわざ東京に足を運んだか? もちろん、旅費・宿泊費などが招待で無料だったことが一番だが、少し前に僕の地元で行われた同じコンサートが夜の仕事(透析)で行けなかったこと、そしてなにより 彼の地元・東京でのコンサート風景に凄く興味があったから・・・

これまで28年間、28度以上は彼のコンサートを観てきた僕だが、東京では一度も観たことはない。しかし、恐らくミュージシャン・アーティスト達は自宅から行ける地元と ホテルからの旅先での演奏は少なからず心境が異なるハズで、それが雰囲気や態度や声の質感に微妙な影響を及ぼすはずだと僕は思っている。だから・・・一度 東京での彼を観て聴いてみたかった。

そして、案の定・・・非常にリラックスした 大人の佐野元春がステージ上に躍動していた。僕は嬉しかった・・・ 

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http://www.youtube.com/watch?v=xZ5ZeqTLEWQ

ただ、僕は携帯電話のバイブレーションが鳴りはしないかとポケットの中の携帯に指を添え、かすかな振動を逃すまいとスイング出来ずに多くの観客の中で直立不動で不思議に見えたかもしれない。ステージ上のリラックスした元春と対照的な極度に緊張したフロアの僕・・・こんな気分のコンサートは初めてだった。そして、元春の気高さと我が身の不自由な愚かさとを比較して、少しばかり涙が込み上げてきた。

http://www.youtube.com/watch?v=-BkotLn-DBI 

だが、コンサートの最中にはドラムスやベースの重低音が響きだすと まるで携帯電話がバイブしているかのように指先を震わせる・・・空気の震えがポケットの中の携帯まで震わせる。実に落ち着かない・・・ 

 

佐野元春・・・あなたは僕の何なんだろうか? 

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彼もステージで眩しいライトの具合では頭が真っ白になる。右端が佐野さん、フサフサとした白髪をそろそろ染めないと・・・でも、それじゃ佐野元春らしくなくなるかも?

来年はデビュー30周年、「何かドカンとやるよ・・」と笑顔で宣言した佐野元春・・・「君は大人になったねえ・・、僕も白髪が増えたけど・・」 声も出てるじゃないの・・ まだまだ行けるよ。TVに ラジオに ステージに・・・大人の君は益々元気になっている。

http://www.youtube.com/watch?v=h6SofZbxWQ8 

そしてとうとう「ある晴れた日の コンサート」が終了した。幸運にも僕の携帯電話も鳴らなかった。恐らく、飛行機も欠航にはならず、患者も安定し、僕を探す女性もいなかったのであろう・・・それとも、電池が完全に切れてしまったのか?

一応、携帯電話は虫の息だったようで着信表示は見当たらなかった。さあ、後は羽田でショックを受けるかどうか?だけだった。向うの天候はどうだろうか? 電池切れを心配して妻には聞けそうもない。

まだまだ先は長く、今日中に家に帰りつけるのは無理だろう・・・(続く、よろしければ)

 

読んでくれてどうもありがとう