Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

娘のデジカメの中味・・・

中学の娘がサマースクールに出かける準備をしていた。以前買い与えていた古いデジカメのSDカード・メモリーが一杯で、このままでは滞在中の撮影が全く出来ないという。どうやらパソコンにデータを移さず、一度もプリントアウトもせず、ずうっとデジカメ内に撮り貯めていたようだ。とりあえず、SDカード内のデータを僕のパソコンに移動してあげた。

 

数百枚の写真が残されていたが、最初の写真はどう見ても5年前くらいか・・・? ドーム球場内で小さな娘が野球をしていた。お稽古の先生や仲間と一緒に野球をした話は聞いてはいたが、そういえば写真を観たのは初めてだった。バットに振り回され、グローブが大き過ぎて、ヘルメットも顔を隠すほどだったが、小さいなりに健気な仕草で楽しそうだった。

 

次は、学習塾が主催した東京見学ツアーで国会・都庁・皇居の写真などが・・・上の娘と一緒で、これも4年前くらいか・・・? 

 

断トツに枚数が多かったのが「東京大学」構内の写真だった。東大のマークの付いたマンホール、東大生協の軽自動車、小柴ホール、赤門、安田講堂、そして何故か東大マークの再生トイレットパーパー。僕なんか一度も東大の中に入ったこともないが、娘たちの視点で東大を撮影していて面白かった。

その次は、僕ら家族での大晦日の京都旅行の写真。これは当然ながら僕も覚えているが、娘の視点で捉えた知恩院の除夜の鐘の後で、僕ら全員で突いている大鐘は方広寺のもの。まだ小さな娘たち、貴重な4人の写真である。ホテルの部屋からの庭の景色も色々な角度にカメラを傾けたりして・・・娘なりに工夫したつもりだろう。

翌元旦の神社は恐らくは下鴨神社、ここでもカメラアングルを工夫して、更にはピンポイントで狙いを定めた写真が何枚もある。親の希望で娘たちを連れていったのだが、子供なりに古い神社の面白さに気付いたかのような写真である。

 

続いては、高校に進んだ上の娘の2年前のサマースクールの時の写真だろうか。そう云えば帰って来てから写真を見ていなかったなあ。自分のデジカメを持ってないと最近言っていたが、その頃から妹にデジカメを借りて出かけていたのに今更ながら気づく親もどうかしてる。でも、流石に笑顔で楽しそう・・・

 

あれれ、続いたのは・・・初めて見た下の娘の小学校の卒業式と中学校の入学式の写真。別れゆく仲間や出会った新しい同級生との写真、恩師との写真・・・何年もたって初めてこんな写真を見る親とは一体何なんだろうか? 仕事で子供の学校行事は縁がなかったとはいえ、こうして今さらながら目にすることが出来ただけでもよかった。学校生活の話を聞くことは少なかったが、兎に角嬉しそうな笑顔ばかりでホットしている。

 

去年のものだろうか、僕の妹の家に娘が遊びに行った時の写真が沢山出てきた。僕自身は妹の家に行ったことはないが、こんな家に住んでいたのか? わりと綺麗にしていて、ちょっと兄としてほっとした。そして、そこで楽しそうに犬と遊んでる娘の顔、やはり自分も犬を飼いたいのであろう・・何となく複雑な笑顔だった。

 

まだ一年もたっていないようだが、妻の実家で両親と一緒に写ってる写真もあった。僕が居ない時の写真だろうが、遊びに来た孫たちを眺める両親の眼差しも優しい。

 

その他、凄く沢山の数年間の写真が現れたが、僕が知ってる場面だけでなく知らない場面の写真を見ていると、その撮り方から「娘の視点」を凄く感じる。娘の成長の跡も凄く感じる。あんなに幼いと思っていた娘たちが、いつの間にか思春期を迎え、父親の想像を超えるような成長を見せ始めていることを日々の生活の中で少しは感じるのだが、こうしてデジカメに収められた写真を見ていると、そんな成長を手に取るように感じることが出来た。

 

明日からのサマースクールが娘にとって貴重な体験として永く心に残りますように・・・

持って出かけたデジカメに、娘なりに今の気持ちを上手く撮り残せますように・・・

そして、そんな写真を通じて、娘たちとの距離が少しでも縮まりますように・・・

 

読んでくれてどうもありがとう