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不思議の国、ジパング(3)

不思議の国、ジパングでは、猛暑と新型インフルエンザ大流行に耐えながら総選挙が行われており、財務大臣が病院に点滴を受けに行きつつ頑張っているらしい。病院とはかくも有り難き場所、日夜自らの命を削って仕事をしている医師に もう少しだけでいいから暖かい配慮を各政党にはお願いしたいものである・・・

それにしても、誰かが馬鹿野郎と批判した厚労大臣が 『私も予想出来なかった早期の流行』なんて軽々しく言う程度の行政が行われているジパング・・・このまま、「インフルエンザの流行で選挙は一年間延期します」などと言い出しかねません。

 

さて、「マニフェスト選挙」というのが欧米ではスタンダードだと三重の誰かが言いだしてから何となく日本でもマニフェスト選挙ということになっているらしい・・・だが本当にそれでいいのだろうか? 今日はジパングの「マニフェスト選挙」を取り上げてみよう・・・

 

さて、民主党などが先出しした「マニフェスト」を散々マスコミに批判させて後に官僚と研究に研究を重ねて出してきた自民党の「政権公約」・・・表紙に麻生総理の顔が載っていないことは大いに評価したいですが、内容は全然無いような「マニフェスト」でした。さすがに漫画では出しませんでしたが・・・

その麻生総理、漢字を読み間違うまいと必死にプロンプターを凝視して説明していましたが、決して「マニフェスト」とは表現せず、ぶれずに「政権公約」と表現しています。マスコミはお構いなしに「自民党マニフェスト」と呼んでますが、内容も「マニフェスト」の体裁どころでなければ、実際に総裁も「マニフェスト」とは呼んでません。

 

それでいて、マスコミは「各党のマニフェストを比較」・・・というのですが、どう比較するんでしょうか? 毎日TVを見ていて「よくも比較できるものだなあ?」とマニフェスト比較で政党を選ぶという人々がいて驚きます。

 

不思議の国、ジパングの「全国知事会」では、何故か「地方分権」部分だけを取り出して自民党公明党民主党のみの点数化をしています。

結果は公明・自民・民主の順番でしたが、大阪府知事首長連合は民主を自民より評価してました。更に全国市町村長会では民主・自民の順番でした。評価の順番は全部バラバラです、限定して評価することに何か意味があるんでしょうか? 知事などの首長さんたちは「地方分権」しか考えてないんでしょうか?  

大体、その地方政治に極めて大切な「外国人の地方参政権を認めるか?」という大命題に関しては、公明は100%・民主は64%、自民は10%という数字が報道されていましたが、自公連立政権が続けば「100%と10%の平均」で行くんですか? それとも公明支配で行くんですか? それとも自民党総裁が決めて党議拘束で行くんですか? つまり、自公政権が続けば参政権を外国人に与えるのですか? 

それすら分からない「マニフェスト」って何か意味があるんですか?

 

ついでに、民主党マニフェスト自民党政権公約はレベルというかスタイルが違いすぎて比較できないと僕は考えます。この点は我が?日本医師会の若きリーダーが言うように、『民主は細かく書きすぎ、自民は何にも書かなすぎ・・ 全体では民主を評価するが、絶対に容認できない点が少なくない』などということになる。要するに比較もできなければ、選びもできない・・・不揃いの細かすぎるマニフェストなんて混乱の元、ということだ。

 

そして、公示前に民主党が「マニフェスト」の内容を批判されて修正すると・・・自民党は『ぶれてる、修正するな』とか言って批判してますが、書き過ぎると修正が必要になっても全然不思議ではないですね。

 

むしろ、巷の噂通り民主党が政権とって、『国民がマニフェストを支持したから、100%実行する、いや実行しなければならない・・』とか言い出したら国民は困りませんか? 

全部の政党に共通して言えることですが、各党の マニフェスト や 公約 や スローガン や アドバルーン には、必ず「それだけはやめてくれ」という内容が含まれているはず。それを「選挙でマニフェストに書いていたから4年間は修正しない・・」と進められたら自民党も、民主党だって困るでしょう? 

修正しちゃ駄目なら、国会の論戦でも自民党民主党を批判できずに「修正するとはけしからん」と民主党の政策への修正要求なんて出来ないですよね。それ変ですよ・・・世界は、日本は時々刻々変化していて、いかに「マニフェスト」で書かれていようと、その時々の国民の声を聞きながら修正・変更・取り下げなどをすべきですよね。それを告示前の修正を批判するなんて、情けない現在の政権与党です・・・

 

はたして、誰かが描いて僕が無断で拝借した上の(民主党寄りの)シェーマのような国家像かどうかわかりませんが、これだって大幅修正がどっちも必要でしょう。でも、大きな差・変化ですね、こう変われば・・・

 

僕は将来修正できないような「マニフェスト選挙」というものは反対です。

医療現場、患者さんの治療もそうですが、マニュアル治療では絶対にダメで、目の前の変化を正しく評価し素早く対応して行くためには、マニュアルとか マニフェストとかは無理なんですよね・・・

だから、民主も自公も(他はもっと)駄目なんですよ・・・

 

     【以上は20日の記事、以下は21日に追記】 

YAHOO に「あなたに近いマニフェストは?」というお遊びサイトが紹介されていたので、軽く遊んでみた。下は僕の結果・・・少々恥ずかしいがバラバラの政党となった。

 

7項目のうち、2項目が民主、2項目がみんなの党国民新党新党日本改革クラブが各1項目のマッチ・・・ 自民党公明党幸福実現党社民党共産党とは今回ご縁が無かったようだ。

でも、みんなの党国民新党改革クラブ自民党の分派であり、民主党自民党の分派の意見が近いので、結局のところは・・・自民党の改革派を支持するということだろう。ただし、中川(女)・小池(すし)・小泉オコチャマ達などの自称改革派ではなくて、飛び出ていった(放り出された)連中のなかの改革派に近いかな・・・?

逆に最も遠いのが、公明党かな? 宗教色が無い分だけ共産党のほうがまだ近い・・・ でも、政党の善し悪しではなくて、あくまでも個人的好みの問題です。

 

それじゃ、今回は自民党候補には投票しないか?というと、そこは・・・・「民主党の例の政策だけは絶対認めない」とか、「みんなの党が地元候補にいない」とか、「地元への利益誘導」を考えながら・・・自民党候補に投票するかもしれない、という自称ヘンテコな典型的浮動票でもあって、結局どこにいれようもなくなる「マニフェスト」選挙には実はウンザリしているところです。

 

読んでくれてどうもありがとう