Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

今日のドタバタ

厚労省の馬鹿野郎大臣が 『新型インフルエンザ対応のために一般開業医に夜間診療の延長を要請する』と言ったとか・・・ 誰のこととは言わないが、あほ・ばか・間抜けのパフォーマー大臣、首を洗って、じゃなかった、顔を洗って出直してこい、である。

 

でも、まだ「ワクチン」ないんでしょ? どうして医師は自分自身を守るの?

その開業医の現場にはタミフルリレンザも回してくれないし、判定キットも回してくれないし、感染防御の建物改装費も半分しか援助しないし、休業補償もダンマリだし、タミフル安全宣言もしてくれないし、保健所も発熱外来やめて書類集めしかしてないし、医療費を無茶苦茶抑制して職員の給与も上げられないように苦しめながら寝ぼけた依頼ばっかりしやがって・・・何が次期総裁候補なんじゃ? 口だけのクセしやがって・・・

 

なぁんて、どこかの誰かがわめいていたのを聞きましたが、今日の当院も「新型騒動」でドタバタです。

考えてみれば、うちは透析(腎臓病)患者と心不全(心臓病)患者と糖尿病患者と慢性呼吸器疾患の患者がほとんどのクリニックですから、いわゆる「超ハイリスク診療所」なんですね。綺麗な快適な待合室にはそんな基礎疾患のわんさかある患者さんたちが今日も午前中は同時に20人ほどお座りです。

 

そこへ、高校生が「39度ですよ~」と来院されました・・・

そうか、じゃあ(マニュアル通り)自動車内で待機させとけ・・と他の腎不全患者を診察しながら看護師に指示しますと、「自転車で来てます」との答え。

そうか、じゃあ(マニュアル通り)外に椅子を置いて座って待たせとけ・・と他の心不全の患者を診察しながら事務に指示しますと、「暑い暑いと苦しそうです」との答え。

そうか、じゃあ(マニュアル通り)家が近いなら家で待機してもらえ・・と他の喘息の患者を診察しながら看護師に指示しますと、「そんな元気はないそうです」との答え。

仕方ないですね・・・ 電話してから来院してって保健所からの(マニュアルの様な)紙には書いてあったハズなんだけど、きっと知らないんだよね普通の人は・・・

 

「炎天下に 新型インフルエンザ疑いの高校生が 自転車で 一人で 一番多い時間帯に 来院する」ことは想定外でしたから、他の重症な高齢患者を大量に待たせつつ、職員しか通らない第三の裏口(第二の裏口は透析患者が使用)から入れ込んで通称「隠し部屋」で女子高校生を診察しました。後で「変な部屋に連れ込まれてスケベそうな医者に胸を見られた」と訴えられたらどうしましょう?

 

で・・・結果は90%新型インフルは否定的でしたから、ホッとしました。

 

そのホッとしたのもつかの間、今度は全くの初診の87歳の老女が一人で胸(みぞおち)が痛いと来院されました。背中が苦の字に曲がってまして、心電図や胸部レントゲンは苦心の末に施行しました。ところが、この老女・・・自分で気付かないのに「39度」でした。

 

幸か不幸か、多分不幸の方ですが、別の理由で39度の高熱を呈していまして、初期対応をしたのちに近くの病院に紹介入院となりました。

もし、新型インフルエンザであれば助かったでしょうが、別の理由でしたから・・・・お気の毒です。

 

こんなドタバタ劇が今後おそらく来年の春まで延々と続くのでしょう? 今でこそ、高熱患者は「新型かも?」と対応できますが、冬になって通常型インフルエンザの流行期になれば、「何が何だか大混乱で分からない」とか、「病院に行ったらあぶないぞ、移されるぞ」とか、「あの医者は自分がインフルエンザ患者らしいぞ」とかいう風評被害がバンバン生じるでしょう。

政権が代わろうが天下りが規制されようが、霞が関の快適な役所の中の官僚のみなさんとか 大学病院の専門家の皆さんには 場末の開業医の苦労なんか分かんないでしょうね。

 

ちょうど今日は税理士さんと今年度の決算と納税額の相談をしておりました。すごく僕は納税するようです。ばら撒かないでくださいね、命を削って稼いだ血税ですから・・・

そして、税理士さんに言われました。「先生が新型インフルエンザで倒れたら、ご家族は借金地獄から抜け出せずに、自己破産された方がいいかもしれません。せいぜい、感染しないように気を付けてください・・・」

 

まあ、多少冗談で言われたのでしょうが、冗談を冗談と簡単に受け止められないのが開業医の実情ですけど、患者さんは理解してくれないでしょうね。僕だって勤務医の時は理解できませんでしたから・・・

 

読んでくれてどうもありがとう