Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

残念な中止、影響はここにも

僕の診療所とデイサービスでは毎年地元の中学生を「仕事体験」として受け入れている。もう5年以上になると思う。

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070214/3 (中学生の職場体験学習)

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070518/1 (女子中学生からの手紙)

 

それが急遽中止になってしまった。今日、中学校の先生から中止の連絡を受けた。中学校内に数名の新型インフルエンザの生徒がいて、それを地域に広げることなどを恐れてしまったようだ。学校も受け入れ側も数カ月前から計画して準備してきており、ここ数年はスタッフにほとんどを任せていたものの、将来の仕事選びの参考に当院での日常を体験してほしいと願ってきたので凄く残念である。

 

もちろん、感染した生徒が職場体験として当院に来ることは望まないし迷惑でもあるのだが、健康な生徒であれば、むしろ「新型インフルエンザ対策をどう医療現場の看護師などが考え行動しているか・・」などを積極的に見てほしかったとも思う。

感染者が日常的に来院される医療現場には適度な緊張感が漂いながらも適切な医療・介護サービスを提供していくことの大切さ・大変さなどを中学生の時期から実体験していくことは例年以上に貴重な職場体験となったであろうと思われ、中学校の決定を なおさら残念に思う。

 

このように修学旅行も 職場体験学習も 社会科見学も 何でもかんでも中止・延期・変更・短縮・・・・となれば、将来的に「守りに入る危機管理」しか子供たちには身に付かないと思う。これは大人社会からの過保護でもある。保護者やマスコミに「責任・補償」を追及され過ぎて、国民の多くが消極的になってしまった日本、民主党政権でどう変わるのか? あるいは更に深みに嵌まるのか?

僕は実社会における「攻めの危機管理」が今の日本社会に欠けていると感じている。もっと子供たちをたくましく育てていかないと近隣アジア諸国に簡単に追い抜かれていくと思うし、資源のない日本の将来は暗いと感じる。

 

読んでくれてどうもありがとう