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Back To The Street ふろむ診療所

いきなり来た・・

横浜の小学生が昨日の夕方死亡した後で新型インフルエンザの感染がPCRで確認された症例・・・お気の毒です。

各種報道がありますので保護すべき個人情報ではないでしょうから書きますが、3日(死亡15日前)に心筋炎の診断で緊急入院したようですね。ウイルス性心筋炎で重篤だったので心筋炎の治療(ステロイドでしょうか?)を優先したそうですね。劇症型心筋炎かどうかわかりませんし治療方法も分かりませんが、心電図その他から重症の心筋炎が存在したことは否めないでしょう。

基礎疾患に喘息があって、かつ高熱で(保険が通りそうもない)簡易キットを3度もしたようですね。一応疑ったわけですが、「10代にはタミフル禁忌。新型なら一応使用を黙認する」という下らない厚労省の通達に縛られた医師たちが「でも陰性だし・・」とタミフル投与を躊躇したのが想像できます。ちなみに意識障害下、人工呼吸器使用中でもリレンザの静脈注射が有効だとか・・・

で、直接の死因は「脳血管腫からの出血」だそうですね。人工呼吸器管理下で頭蓋内圧が亢進していたんでしょうか?

死後?のPCRで新型インフルの存在が確認された様ですが、感染して発症していたかまでは決めれませんよね。劇症型心筋炎だけでも死亡率は高いのに、脳血管腫や喘息も持っているなら予後は相当悪そうです。

少なくとも入院当初はインフルエンザ罹患は無かったのでしょう。あるいは新型インフルエンザが原因のウイルス性心筋炎だったのでしょうか? いつの時点で新型インフルエンザが感染したんでしょうか? 病院建物の構造なども関連しますが、入院前でしょうか、入院後でしょうか?

 

 

さて、本題はここからです・・・・

厚労省は例によって(僕の様な貧相な)医療機関に連絡せずに、先にネットで通知しました… あいつら曰く、『疑ったなら確認できなくても(子供にも)タミフルをサッサと投与しろ』

 

そうですか、そうですか・・・

疑ったなら投与しなけりゃいけないんですね。そしたら37度でも感染者はいますから、発熱の患者にはほとんど投与ですよね。心筋炎が確実でも投与するんなら、混合感染を排除できない限りどんどんタミフルですね。で、10代への投与は感染を確認しなくてもOKなんですね?

 

いきなり来て 凄いですね・・・  横浜の一症例が全てを変えるんですね。

  高熱で怪しいなら…タミフル

    微熱でも否定できないなら・・・タミフル

  他の感染症でも混合感染を疑って・・・タミフル

    とにかく発熱患者を診たら早めに・・・タミフル

     保険診療で認められなくても・・・タミフル

      10代でも誰でも熱には・・・タミフル

  今日の通達は・・・タミフル

    昨日の通達は・・・ちょっと待て

      明日の通達は・・・医者に相談しろ

        いつも通達は・・・医者の適切な判断で施行しろ

         そして責任は・・・医者が持て、わしゃしらん

 

厚労省はお気楽でいいな・・・長妻さんよ、医者を副大臣にしなくて大丈夫?

 

読んでくれてどうもありがとう