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Back To The Street ふろむ診療所

秋の行楽日和(その1)

今年からの通称「シルバーウイーク」、人によっては(というか、多くの人が)五連休を楽しんでおられるとか・・・羨ましい、平和な日本ですね。特にお子様が多数のご家族にはウキウキだと思います。

仕事柄休みの日があっても「何をしよう?」など考えることは滅多にないのですが、先週末に透析の回診をしていて、『休みは久住に山登りに行きます・・』という透析患者がいて、「へ~、元気で良いですね。気をつけてくださいよ、自分が透析患者だということを忘れずに。でも、お天気だと良いですね・・」と答えたところだった。

透析患者さんには2連休や3連休もあり得ますが、僕には土曜夕方から日曜の一泊二日が最長の休みです。今日(敬老の日)は仕事しています。逆にデイサービスでは敬老祭で忙しいです。でも、昨日は大いに遊んできましたよ。

 

幸か不幸か、愛妻が「新型インフルエンザにかかったから、移しちゃ悪いので帰ってこないで・・」と帰宅拒否の連絡を受け、仕方なく?土曜夜に天気予報を見て、急にどこかに行きたくなりました。でも、ホテルなんて、今から無理ですし・・・

そうだ、高速道路が1000円だ・・・でも、混んでるし。

そうだ、深夜なら混んでないし・・・でも、どこへ行く?

そうだ、透析患者が言っていた久住に行こう・・・そうだ、そうだ

 

久住は九重にある久住山を中心にした九州の山ですね。といっても、久住山は2番目に高く、最高峰は中岳(1791m)、僕が好きなのは3番目の大船山(1786m)です。今年の夏は山の本を読み漁っていましたから、久々に山に行きたくなりました。幸い高速はどこまで行っても1000円ですから、夜ご飯を食べてシャワーですっきりして、空いているハズの高速道路を走りだしました・・・ところが、

九州道の基山インターという場所に夜の12時近くに着きましたが、駐車場には本州各地からの自動車が一杯で、どう見ても車内で毛布被って一家揃って寝てる人もいて、まるで夕方の賑わいでした。ローソンも大混雑で昼かと思いました。

 

大分道の九重ICで降りて久住の中心、飯田高原の長者原に到着したのは深夜の1時頃でした。さすがに「やまなみハイウエイ」では一台もすれ違いませんでしたが、驚くことに、ここも駐車場が空いてません。

運良く公衆トイレ付近に見つけて車を停めました。10台に一台位は窓が曇り車内に人が居て、男女の声らしき音が聞こえてきます・・・と言っても卑猥な音ではありませんけど。なかには車の傍にわざわざテントを張って泊まってる人もいます。公衆トイレの近くでしたから人が車の近くを次々に通り、安眠できないので車内にあったブランケットをフロントガラスやドアガラスにかけて目隠しをしました。

外は気温10度くらいでヒンヤリしていましたが、酸欠で死なないように窓を少し開けて車内で寝ました。ちょうど、30年ほど前に失恋して、自暴自棄になって数日間次々に九州の山に登って駐車場で寝て音楽を聴いて崖の下を見詰めて・・・という経験を思い出します。あの時の長者原駐車場はほとんど車は停まってませんでした。

 

あの頃と違うのは、今回は失恋はしていないこと、お金には困っていないこと、妻子が出来たこと、カメラを持っていること、携帯電話を持っていること、山に対する経験と知識が増えたこと、明日には帰る必要があること・・など

逆に悪い違いとしては、今回は突然で装備不足なこと、運動不足で歳を感じること、自動車が二人乗りでシートが倒れないこと、秋もまだ深くはないこと・・など

あの頃と同じなのは、あのころ聴いたフォーク音楽を流してドライブしたこと、快晴・微風で早朝に山に入れること、誰も僕が山に入ることを知らないこと・・・誰も

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クレヨンしんちゃんの作者が11日に山に入って遭難死されたそうですが、あの方は家族に「荒船山に行く」と告げて出かけたそうです。僕は誰にも何にも伝えずに・・・

携帯が通じるから良いか?と思ったのが間違いでした。携帯はほとんど圏外でした。そして、実は大変なことが起こりました・・・遭難しかけましたが、予定を変更して無事?帰還してブログを書いてます。

 

読んでくれてどうもありがとう