Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

迫りくる死・・・

何故だかわかりませんが、命日でもないのに NHKがMonroe特集を最近やってくれました。人が新型インフルエンザで騒いでるのを横目に、モンローの魅力を再認識している人々もいたわけです。ノリPの影響でしょうか? それともマイケルの影響でしょうか? まさか、中川元財務相の死の予感がしたわけでもありますまい・・・

フランス製作の「モンロー最後の告白」というドキュメンタリーを観ると多くの知らなかったことなどが興味深く、悲しい死に向かって生きていく女性の苦悩がうかがい知れました。

  

  精神分析医との永く深い関係・・・

  多くの行きずりのセックスで心を癒す日々・・・

  JFK誕生日に例の歌を30回も練習して臨んだこと・・・

  その祝賀会に参加費10万円も払って歌ったこと・・・

  遺作がモノクロ作品なのは、薬物と酒で充血した眼を誤魔化すためだったこと・・・

  同じ作品が遺作になったクラークゲーブルに深い感情を持っていたこと・・・

  晩年は誰もが「モンローはもう駄目だ・・」と思っていたこと・・・

  埋葬の際には映画界からの参列が許されなかったこと・・・

  モンローの母はモンローの死後も生きていたこと・・・

  朝鮮戦争兵士慰問旅行の時期を「最も良い時期」と感じていたこと・・・

  

などなど、多くのエピソードの新しい意味づけを遅ればせながら知りました。そして、僕自身は中川元大臣の訃報に触れた直後だったのでどうしても「迫りくる死」ということを思ってしまいました。

 

もう一年以上前の8月5日、僕はMonroeの記事を書いています。

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20080805/2 

僕は理由はよく判らないのですが、どうしてもモンローが好きなんです。

 

遺作となった「荒馬と女」のロズリン(マリリン)・・・ クラークゲーブル、モンゴメリークリフトなど三人のネバダ男が強く惹かれます。

 

ロデオやブロンコ(荒馬)といった彼らの生活や性格と強く結びついた「大切なもの」を打ち捨てるほどに、感情を素直に表して今を生きる女・ロズリンに魂を奪われるわけです。まあ、僕で言うなら、診療所や元春を捨てて妻を愛する・・・っていう感じでしょうか???

 

「荒馬と女」を撮影していた頃のモンローは完全にすさんでいたようです。薬ろ酒に侵され、やつれてしまったマドンナ。精神分析医の治療が役に立ったのか否か疑問があるようですが、どうも「迫りくる死」を充分に意識して生きていたようです。

 

頂点から転がるような転落・・・それが薬物依存、鎮痛剤依存、セックス依存、アルコール依存などなど、どうすることもできない状況まで行きついてしまったときに「迫りくる死」をボンヤリと意識するのでしょうか?

 

マイケルジャクソンも多くの依存症で心と体に無理が来ていたようです。彼も「迫りくる死」をボンヤリと意識しつつ生活をしていたのでしょうか? そこへ訪れた急死の知らせ・・・ 多くの人々が「マイケルはもう駄目だ」と感じていたのも伝わるのではないかと思います。

 

たった一年前には次の総理かもと期待されながら翌2月の悲しい転機から大きく運命が変わってしまった中川氏。支持率低下の原因とされ、酒を奪われ、将来を失い、議席を失い、戦犯と批判され、依存症とたたかう日々はさぞ辛かったに違いない。御冥福をお祈りしたい・・・

彼の死の真相はよくわからない。報道されるように虚血性心臓病(心筋梗塞)なのかもしれない。今後も今以上の真相が出てくることはないと思う。昭和58年、中川一郎氏の急死の時を僕はよく覚えている。好きな政治家だったから僕のショックも小さくは無かった。昭一氏には凄く大きな影響をもたらした死のハズである。

辞任後の支持率急落以降、昭一氏もまた「迫りくる死」をボンヤリと感じながら生きていたのではないか?と感じてしまう。

ひょっとして、多くの人間はボンヤリと「迫りくる死」を感じるのではないか? なんとなく最近そんな風に感じている。

 

でも、この映画ではクラークゲーブルの馬との格闘の場面、凄かったですね。スタントマンが居たんでしょうか? 彼にとっても遺作となった映画でしたが、まだまだ「迫りくる死」を感じていたようには全然みえませんでしたが・・・

 

読んでくれてどうもありがとう