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Back To The Street ふろむ診療所

少々 ピンチ・・・

新型インフルエンザの影響が当院でもジワジワ・・・

今日、2名の職員の子供が相次いで新型(A型)インフルエンザ感染で発症したことが判明しました。職員たちは無症状です。

小さな子どもの方は非常勤の介護職員で、希望もあり1週間程度の自宅待機となりました。おりしも、介護職員の三名を同時に研修に出していましたので、週休二日を返上してスタッフが全員出勤していました。それでも三名同時の研修に伴い人員規定に違反しないように病院側から看護師を毎日応援に出してカバーしている時期でしたから非常に困っています。

介護現場では「人員規定」が凄く厳しく設定されていて、何があろうと決められた職種の職員が出勤していないと毎日30%程度の減収(これでは大赤字)となるだけでなく、介護事故の危険度も増します。かといって、新型インフルエンザで職員の家族が感染しても臨時休業やサービスお断りなどは簡単に出来ない相談です。介護職員も家族がありますから、そして彼女らはほとんどが子供を持つ主婦ですから今後もピンチが続くでしょう。でも、『残った職員で頑張ります・・・』という言葉が自然に出て来たので経営者としては有り難く感じます。

 

さて、そんな介護現場に応援を繰り出していた診療所側の看護職員にも家族の感染が判明しました。透析室のベテランスタッフですが、彼女も無症状です。

もし彼女も休ませると貧相な開業医の職員の5名が同時に休むことになり、当然ながら廻りません。廻らなきゃ業務縮小すればいいではないか?という声も聞こえてきそうですが、透析現場はスタッフが盆も正月も台風も地震も停電も苦にせず働く必要がある現場ですからモーレツに困ります。未経験の看護師など「ピンチヒッター」としては全く役に立ちません。

 

で、苦肉の策として・・・

無症状の間は、タミフルを予防投与しつつ、サージカルマスクを二重に装着して短時間の接触で済む「外来」担当にしばらく固定することになり、さっそく今夜の勤務体制から変更を指示しました。透析室には「立ち入り禁止」命令が下りました。

急遽「透析の夜勤」が廻って来た職員には気の毒ですが、彼女が休むと恐らく人手不足で、命にかかわる透析事故が起こりかねません。かといって透析室へのウイルス侵入は絶対に阻止しなければならず、もちろん他の医療機関からベテラン透析看護師を急遽臨時で派遣してもらうなども出来ず、透析患者に「今日は無理です。帰ってください」と言うわけにもいかず、他に適当な方法が思い浮かびませんでした。

じゃあ、「研修」で休んでる3名を戻せばいいじゃないか?という声も聞こえてきますが、半年に一度の(抽選で選ばれる)業務に必須の研修で、1時間でも休むと修了証が授与されないという厳しい研修で、これも「急な人手不足で戻ってこい」とは口が裂けても云えません。

 

と云う訳で、只今4名が休んで、1名が配置転換となっています。

早くも 少々 ピンチです・・・   代わりの職員が簡単に見つかるはずも無く、人員規定は守らねばならず、来る冬場の大混乱が容易に思い浮かびます。外来はなんとかなるにしても、きっと「透析室」は修羅場でしょう・・・

 

読んでくれてどうもありがとう