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命の洗濯の旅(その1)

前回の記事「朝の4時、電話がなった・・」を作り話と思う人がいるかもしれないが、実は実話で・・・京都のホテルに僕は宿泊してた。

桜の季節の京都のホテル・・・さぞ早くから予定を立てていて開業医は楽でいいやと誤解してるマスコミや株屋や足立政務官や中医協教員がいるかもしれないが、昨年の7月以来となった宿泊旅行にも患者の電話が付いてくるので「命の洗濯」はなかなかできない。

そう言えば3年前のブログにも書いたが、同じ春の京都で東山の阿弥陀が峰の頂上にいた際にも患者からの携帯電話をもらったのだった。昨年の7月の東京のホテルでも同様に患者からの電話で予定が狂うし、5年前の東京のホテルでも、8年前の九州の温泉宿でも・・・年に2~3度しか宿泊旅行はしないのだが、そのうち半分は患者からの携帯電話で泣かされる。まあ、泣かされると言ってる間は開業医失格なのだろうが・・・

 

さて、4月4日4時という不吉な時刻に酔っ払い患者の電話で叩き起こされた僕は眠れなくなって愚痴をブログに吐き出して、少しだけ寝た。

前日の3日土曜は夕方18時まで診療して、ネットで京都の天気が良くなる事を確認して新幹線に飛び乗った。飛び乗る直前に、ネットでホテルが空いてないか確認して19時30分、幸運にも京都のホテルを当日予約出来たのだった。

旅であろうが学会であろうが直前の出発決定は毎度のことで、それが開業医の辛いところ。予定が立たないのが開業医・・・ 地域貢献加算を算定してしまえば、旅立つ事すら不可能になる。一生患者の電話番だ・・・当然、僕は算定しなかったので、京都の春を楽しみにいけるのだった・・・

 

ちょうど去年もこの時期に京都に行った。昨年は22時過ぎに京都駅についてからホテルを探したので今年は大いに進歩したようだ。携帯電話を8月に新しくしたことで色々と便利になった。

 

さて、寝不足のままホテルを後にした。起きた時は気分不良であったが、チェックアウトの際の女性スタッフが非常に美しい女性だったので、未明の不愉快な電話の事はスッカリ忘れてしまった・・・今日は朝からついている・・・良い日になりそうだ (笑)

 

朝早かったので鴨川の畔も誰も歩いていなかった。しかし、想像以上の好天気で温かい。東山連峰は比叡山から阿弥陀が峰まで美しくみえる。大文字山もクッキリと・・・ そして僕は呼び寄せられるように大文字山に向かった。

 

早朝の哲学の道はまだ人もまばらで桜見物も良かったが、銀閣寺前を北に抜け、八神社鳥居前を東へと向かう。銀閣寺裏側の美しい杉木立が気持ちよかった。小鳥の鳴き声が爽やかだ。 

既に上から下りてくる地元の人々も沢山おられたし、老人やダックフンドも下りてきてたので楽勝と思いつつ登ったが結構大変な石段などもあり、リフトに乗って登りたいと思ったほどだ。みんな歩きの格好なのに、スラックス姿でノートパソコン入りの重たい手提げかばんで登る僕は異様だったかもしれない。まあ、30分ほどで登れるのではあるが・・・

 

しかし、大文字の火床から眺める京都の町並みはまさに絶景・・・快晴で、ウグイスの鳴き声が美しく、初めてだったが素晴らしい、ぜひ皆さんにも京都観光の隠れポイントとしてお勧めしたい。銀閣寺まで来たなら是非に・・・

 

下から見上げる大文字も素晴らしいが、上から見下ろす京の街は更に素晴らしい。御所や吉田山など所々にある緑の塊が遠い昔の風景を想像させてくれる。そこから僕は家に置き去りにした家族に動画メールを送ったが、「へ~、山に登ってるの?」と呆れられてしまった。

命の洗濯の旅、続きはまた・・・

 

開業医は タフで クールで そしてヒューマンタッチ・・・