Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

読書する余裕

手に取った本の最後のページには、よく見慣れた帚木先生の手書きの文章が印刷されていて、それは非常に作者の気持ちの込められた印象を与えたが、実際に読み終わると更にその想いは強くなった。

 

この【ソルハ】の出版の事は以前先生から聞いてはいたが、なかなか本を読む余裕が僕には最近まで無かった。今でも無いのであるが、この本は青少年向けに書かれたものであって、重たいテーマを扱ってはいるものの比較的スラスラと読めるタイプの本に仕上がっている。まるで解説のカリスマ「池上彰」さんの話を聞くようにアフガニスタンの話を描いている。後書きで紹介されたアフガニスタンからの農業研修女学生の姿が生き生きと思い浮かぶのも特徴の一つだろうか・・・

帚木先生が入院生活を送られたことを以前書いた。その時を境に明らかに先生の中に「次世代に残したい、語りたい想い」を書き綴りたいという気持ちがより一層強くなったのではなかろうか? 小説という形だけでは語りつくせぬ想いを先延ばしにせず今全て語っておきたい・・という気持ちが今回の様な「後書き」を書かせたのではなかろうか? ちょっと思い過ごしかもしれないが、そんな気がしてならない・・・

 

さて、今回は久しぶりに本の紹介を記事にしてる。実際に本を一冊通しで読んだのは実に久しぶりだ。前に何を読んだのか、いつ読んだのか思い出せないくらいである。机の上には何冊も買って読んでない本が積み上がっているが、読書も映画ももう遠い忘却の彼方である。

三度の飯よりオン・・・ではなかった、ホンや映画が好きな僕が読書する余裕を無くしてしまって精エキ・・・ではなかった、精気が抜けたようになっていたようで、少し余裕が戻った満足感も蘇りつつある。次の読書は案外と早いかもしれない。

 

・・・と思ったら、またまた用事が増えてきた。 

 

先生、良い本を読ませてくれてどうもありがとう