Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

一人で過ごす夜・・・②

高速道路から下りて、ある麗しき方との待ち合わせ時間までまだ2時間程の時間があったので(すみません、誇大妄想中です)何をしようかと思い悩んだが、目の前にカラオケ屋さんの看板が現われた・・・

この10年、カラオケ屋さんには2度ほど入ったが、未だかつて一人で入った事はなかった。でも不思議と今夜は入りたくなった、歌いたくなった・・・何故だろう???

恐らく今週末に開催される大学の体育会系クラブのOB会に誘われているので、もしもの際に恥をかかない様に歌の練習でもしなきゃ・・・と身体が勝手に反応したのかもしれない。

 

かつて学生時代の僕は歌が上手かった・・・(自慢させてね)

サザン系も 学生フォークも 美空ひばり演歌も アンディ・ウイリアムス洋楽も ほぼ何でも来い・・・で、マイクを数時間離さずに歌い続けることが出来た。でも、カラオケ屋とか人前で佐野元春だけは歌えなかった。どうしても歌えない、歌ってはいけない僕の神様・・・コンサートで一緒に歌うことで満足すべき類の歌であった。

そして、あろうことか今宵の僕は一人なのをいい事に、その禁を犯してしまった・・・

 

アンジェリーナ・・・ だめだ

悲しきレイディオ・・・ もっとだめだ

バックトゥザストリート・・・ いよいよだめだ

 

これほど歌えなくなったとは・・・ 老眼で番号を間違って入力してしまうほど老いてしまった。

 

彼女・・・ よし、これならイケる

 

しかし、やはり佐野元春を僕は歌ってはいけないのであろう。決して触れてはいけない初恋の処女の乳房の様に・・・

 

と言うことで、オジサンは矢沢永吉で唯一好きな曲、「時間よ止まれ」・・・を心底「時間よ止まれ」の思いを込めて3回連続で歌ってしまった。お願いだから時間よ止まれ・・・

あとはなに歌ったかな??? 多分、フォークメドレー

 

岬めぐり・・・ 山本コウタロー

知床旅情・・・ 加藤登紀子

青葉城恋歌・・・ 佐藤なんとか

五番街のマリーへ・・・ 阿久悠の名作

街・・・ ナターシャの描く京都の街

男どうし・・・ 杉田二郎

 

そうこうしているうちに愛人との逢瀬の予定時刻が迫り最後の一曲を選択することとなった・・・

そして最後は・・・ 今週末のヨット部OB会へ向けて・・・

 

加山雄三・・・ ≪海に抱かれて 男ならば たとえ一度でも・・・≫

 

永遠の海の男達のテーマ曲・・・

いよいよノリにのって名曲を朗々と歌い上げて感極まるその時・・・ お店の人がアイスコーヒーを持って入ってきた。

実に恥ずかしかった・・・上手過ぎて気持ちがこもり過ぎて手まで動かして成りきって・・・実に恥かしかった。

で、なんとなく恥ずかしさを抱いたまま店を後にした。

久々のカラオケ、初めての一人入店・・・ 病み付きになるかもしれない???

 

そして、愛人とのめくるめく妄想の時間を過ごしに出かけた・・・

 

読んでくれてどうもありがとう