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老婆の休日

【老婆の休日】・・・というと多くのフェミニストや常識人達に御叱りを受けるであろうが、老婆こと母君が笑顔でイタリアから先程帰ってきた。「ローマの休日」のヘップバーンは1929年生まれだが、少しだけ若い我が母君も既に後期高齢者であり、桂文珍の名作「老婆の休日」の方が似合う年齢となっている。

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母の目的はただ一つ・・・ナポリにほど近いカプリ島にある「青の洞窟」に入ることだった。実は昨年11月にもカプリ島まで行きながら荒天に阻まれ洞窟の前で断念していたのだが、7月がベストシーズンと聞いて再チャレンジしたのである。前回は父も一緒だったが、その熱意が父には理解不能の様で父は留守番になったが、相当暑くて強行軍のツアーで、ヘップバーンより早く生まれた父には過酷だったかもしれない。

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ただ、思いのほか母の感動の言葉は静かだった。満足感と達成感はあるのだろうが、己の年齢を感じて「次の旅」が思い描きにくいのかもしれない。あと何年くらい旅を楽しめるのであろう? 今しか行けない・・・ これが母の口癖になって久しい。 

 

考えてみれば母も色々と旅をしている。イタリアも三度目だったし、北アメリカ・南アメリカ・アフリカ・ヨーロッパ・アジアなどなど15回くらいは出かけている。今までは全て父と一緒だったし、このブログにもトルコ旅行・エジプト旅行・ギリシャ旅行・インド旅行などを紹介して来たと思うが、今度が初めての父を残しての旅行となった。

写真撮影が好きな父が同行していないので撮影した写真の枚数が少なく旅の土産もないのだが、やはり無事に笑顔で帰ってきてくれただけで嬉しいものである。

 

さて、母と父はこれから先どれくらい旅が出来るのであろうか? 

自分自身が旅が出来ない立場ゆえ、年老いた母が旅を楽しんでくれるのが何よりうれしい今日この頃である。

おそらく、明日からまた老婆は次の旅の行く先を考え出すに違いない。健康が何よりである、言葉はいらない・・・

 

読んでくれてどうもありがとう