Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

【僕が旅に出る理由】

僕の神様、佐野元春の「デビュー30周年アニバーサリーツアー」が8月5日、つまり今日の福岡公演を皮切りに始まった・・・

去る3月21日がデビューシングル【アンジェリーナ】をリリースした本来の30周年の記念日で、その際には「アンジェリーナの日」と銘打ったイ記念ベントが矢継ぎ早に開催されていたが、東京と大阪がメインだったので南の島のファンにとっては今日の初日が非常に待ち遠しかった・・・

 

このツアーは Part1  Part2  Part3 と来年3月の元春55歳の誕生日まで続くのだが、Part1のオープニングに博多(彼は滅多にコンサートでは福岡とは言わない)を選んでくれたので僕も診療所を早々に閉めて無責任にも出かけて行った。

多感な高校生の娘を誘ったのだが、「Spoken Words」って朗読ばっかりなの? 歌わないならヤメトク・・・と拒否されて隣の席は空いたままだった。終わった後に同じ感想を抱いた元春初心者達が少なからずいたようだったが、さすがに10代の観客は皆無だったようで、もし娘が制服で参加していたら相当目立っていたことだろう・・・ どうも平均45歳ほどだったようで、ハゲとデブと白髪の客がやけに目立って・・・ お陰で僕は目立たなかった。

 

このSpoken Words コンサートは「僕が旅に出る理由」と銘打たれていたのだが、正直どういう意味合いか僕には良く判らない。この前衛的なスタイルの音楽芸術は他の誰にも真似できない、あるいは似合わない、もっといえば将来的にも誰も試みないかもしれない詩人・元春の現時点での一つの到達点なのであろうが、Back To The Street から Heartbeat の頃の初々しかった大人びたヤンチャ小僧の元春からは到底想像し得なかった30年間の歳月の永さも感じてしまった。

だが・・・・

29年前に確信した彼の音楽家として、また表現者としての偉大さの様なものが時を経て今もなお新鮮な驚きをもたらしてくれるとは・・・いい神様に僕は巡り合ったものである。

今日は参加しなかった娘にも、数十年間も変わらず尊敬し続けることが出来る音楽家・アーチストが是非早く現れてくれたらいいのになぁと思いつつ家路を余韻を楽しみながら歩いた・・・

11月のPart2 のコンサート、昨日先行予約で手に入れたのだが、娘は一緒に行ってくれるのだろうか?

 

診療を早めに切り上げて勝手にサボった院長に対し、スタッフが温かく『気分転換、楽しんできて下さい』と言ってくれたのは嬉しかったのだが、電話予約をしてくれた20代のスタッフから 『佐野元春って一体誰ですか?』と言われた時は・・・30年の時の流れを少々恨んだものである。

 

30周年おめでとう  とってもうれしいです  どうもありがとう