Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

さて、始めるか・・・

いよいよ明日から 新しい仲間達と 新しい仕事を 新しい気持ちで始める・・・ 今夜は結婚前の最後の夜の気分、ワイワイ騒ぐより静かにこれまでの道のりを思い出しながら明日を迎えたい。

今回の仕事は、言うなれば「50にして天命を知る」の心境であって、国際社会や国内政治が混迷し、多くの国民がカオスの中でもがきつつ暗い未来像しか描けない不幸な平成22年秋にあって、一介の地方医師がこれまでの人生で培った様々な要素をこの地域の人々のために耕し播いて小さな木や花を育てるような感じと言った方が実感に近いかもしれない。

 

新しい生命が生まれ育つその傍らで、馴染みの人や患者さんや近所の人々が静かにこの世を去っていく。そうした、ある種ぼく等の世界では普通で自然な人間の生命の営みが、西暦2010年のこの地域で流れる川の様に、残酷なようで安らかに時と同時に進んでいくのをこれから眺めていこうとする感覚かなとも思う。

 

競合する隣国や思想信条の異なる国家・民族と経済優先で主義主張を曲げざるを得ない仕事では無くて、医師の仕事が最近では心地好くなってきた。世界の出来事に対し、人間の愚行に対し、ある程度の本音を言えるようになってきた自分自身もそろそろこの世との別れが近くなってきたのであろうか? 論語の中で孔子が「70にして心の欲するところに従ってノリをこえず」と言う境地はまだ見えてこないが、いつかそんな日々が僕にも来るのであろうか? 

 

あとどれくらい正気を保ちつつ地域に幾ばくかの貢献が出来る仕事を続けていけるのか? そして、次の、更に次の世代の人々に何かを僕の生きたあかしとして残していければそれはそれで良き人生であったと死ぬ間際に思えるのではないか?

 

今日は関係各位から沢山のお祝いの品々と置ききれないくらいの鉢植えや花束を頂戴した。ありがたい、心から感謝したい。そしてその感謝の気持ちは、僕の医師としての仕事でお返ししていきたいと思う。

 

今日は少々感傷的な気分で申し訳ないが、「今現在の心境をストレートに記憶に留めておきたい」と考えながら書いたらこんな変な記事になってしまった。全く個人的な日記であるので忘れ去って頂きたい・・・・

 

しかしながら・・・・ 

皆さん、これまで色々と支えて頂いてありがとう

さて、いっちょ始めるとするか・・・・