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Back To The Street ふろむ診療所

秋のドライブ日和

真っ青に晴れ渡った秋の日曜日の朝8時、高速道路を時速120kmほどで車列を組んで走行していく色とりどりのポルシェ。古いの有り新しいの有り、二人乗りあり屋根なしも・・・

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楽しそうに行楽地へ集団ドライブしていくその横を、僕の廉価版二人乗りスポーツカーが時速150kmで追い抜いていく。値段は負けているが、急ぐには訳があった・・・

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新しく始めた介護関連施設内で座っている最中に突然意識を失った高齢者が発生したという緊急電話を受けたのが朝7時半・・・ これから愛人と日曜の朝から、じゃなかった愛犬と朝から散歩にでも行こうか? というまさにその時だった。

 

何となくヤバイ感じがしたのですぐに服を着始めながら、電話で状況把握しつつ、昨夜脱いだままのズボンに足を通し靴下をはいて、玄関を出て車に乗るまで恐らく50秒ほどだった。車を猛スピードで走らせながら更に発生時と現在の状況を聞くとその93歳の高齢者は脳梗塞が疑われ、直ぐに非番の看護職員を呼び出して、150kmで高速道路を走りながら脳疾患の専門家が日曜の朝から居そうな@@救急病院に連絡を入れて受け入れをお願いし、スタッフにも様々な指示を次々にしたが、秋空と流れる景色を楽しむ余裕もなかった。日頃は大渋滞が生じる場所だが、幸い・・・・相当早く診療所に到着した。

 

その93歳のカルテを診療所から持ち出して救急病院に向かい、患者家族や施設スタッフと@@病院で合流した。聞くと、救急車内で突然意識は戻り幸い麻痺もないという。意識消失時間がやや長かったので念のためにMRIや諸検査を行っている最中で、僕は病院側のスタッフにお願いし救急担当の当直医と直接会って最近までの病歴や病態、推測される状況などをお話した。

確かに患者は既にほぼ通常の姿に戻っていて、MRIなども問題はなかった。一体何が起こったのか? 

結局入院はせず施設へ戻り、昼食は普通どおり食べることが出来、歩くことも出来た。どう考えても何が起こったのかよく判らない。TIAにしては少々おかしいし、抗血小板剤も2種類処方していたのに・・・

まあ、しかし・・・良かったよかった、生きてて良かった。植物状態にならずに良かった。

 

と言うことで再び僕の帰りを待つ愛人の元へ、じゃなかった愛犬の元へ再び戻って、昼間はデレデレのなめ合いっこをして楽しんだ。

 

で、夜寝る前にもう一度楽しく愛人と、じゃなかった(と、何度同じことをいうのか?)愛犬と散歩に行こうかとトイレに入ってると、また緊急電話が・・・夜11時、今度は透析患者だった。

秋の行楽で体重増加が多くなって日曜夜のお約束の様な心不全・・・行楽してる場合じゃない様な気がするんですけど。

 

と言うことで、今度も夜の高速道路を時速150kmですっ飛ばして、深夜走行の長距離トラックの車列をビュンビュン追い抜いて診療所にやってきて・・・・緊急透析の最中にこれを書いてます。

今、25:23・・・要するに月曜日未明1時23分という深夜ですが、透析スタッフが2名頑張ってくれています。明日も8時には出勤なんですけど、感謝感謝、頭が下がります。僕は透析終了後も診療所で朝を待つつもりです。間違いが起こらない様に看護師さんには帰ってもらいます。医療ミス以外の間違いなら僕は起こってもいいんですけど・・・

 

そんな訳で、今日の爽やかな秋の好天は絶好のドライブ日和でした。幸いにも警察のお世話にはなりませんでしたが、たまにすっ飛ばしますと気分転換になってストレス解消です。しかし、良い子と良い社会人の皆様は絶対にマネしないで下さい。良い医師の皆さんは患者さんのためにドライブを楽しみましょう・・・

 

透析患者さんは飲み過ぎ食べ過ぎにご注意ください