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満身の怒り

7月27日の午前中、医師でもある東京大学児玉龍彦教授が国会に参考人として呼ばれ、「科学者として人間として言うべきことをハッキリと言った」様だが、残念ながら僕は今まで気がつかなかった。

怒りの矛先は明らかに政府(主たるは菅内閣霞が関官僚)と与野党の全国会議員に向けられているのだが、マスコミの報道も小さかったのであろう、今まで知らなかった。

恐らくは、アンポンタン菅直人や太った弁解野郎枝野や涙目お海江田、更には無名な厚労大臣などには伝わらなかったのではなかろうか? いや、伝わっても理解できなかったのではあるまいか? 

だが、僕には確実に伝わった。涙なくしてこの必死の訴えは最後まで聞けないだろう。あの児玉先生が、あれだけ必死に訴えるには相当な確信と覚悟があるのであろう。児玉先生の経歴を知らないとヒステリックな東大教授に映るかもしれないので僕の知る先生を書いておきたい。

 

 http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo&feature=related

 

児玉龍彦教授は、研究留学をしようとしていた1989年頃の僕にとって憧れの存在だった。当時はまだ留学(MIT)帰りの新進気鋭の研究者で東大3内科の助手のポストを得られたばかりだったと思う。多くの先輩方を一気に抜き去る様な華やかな研究成果を挙げておられた。

分子生物学的手法を使った動脈硬化の基礎研究(LDLスカべンジャーレセプターの発見)で、いずれは東大教授間違いなし、場合によってはノーベル賞さえ届く様な偉大な学者になるだろうと感心しながら講演を聴いていた。

留学期間が終わり成田への帰国時のJALの座席で遺伝子を突き止めた話は当時から有名だったし、そんなスター医師にあこがれて僕も東海岸に旅立ったのを思い出す。飛行機内で胸騒ぎがするのも先生の影響かもしれないい。もちろん、能力も根性も全く比較にはならなかったが・・・

ただ、最初の留学先で僕もLDLに関した仕事をしていたし、熱く研究の話をされる児玉先生の事は強烈な記憶になっている。

 

その憧れの尊敬していた児玉先生が国会でここまで「満身の怒り」を声を震わせてストレートに表現されたことは驚きだった。と同時に人間としても敬服する。まさに「同じ男に二度惚れた・・」感じのインパクトであった。

 

世界はカオスに包まれているが、今まさに、「言うべきことを正直に将来の日本の子供達のために言うべき」という一筋の光明が少し見えてきた様な感じがする。世の中の不条理、国家間の不条理、政治家の劣化、官僚の腐敗、弱者の驕り、マスコミの怠慢、御用学者の腐敗・・・

 

僕にもう少し時間と実力と余裕があれば児玉先生の様な「満身の怒り」を国会やTVで表現したいのだが、ただの匿名のエロ中年医師にしか過ぎぬザコ故、ブログで児玉先生のビデオへリンクを張るだけにしておく・・・ 久々に感動した。

是非多くの人に児玉先生の経歴を知った上で観て欲しいと思う。