Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

不審者、江戸を往く①

田舎者が「花の都」東京へ行くと、「何かしないと時間も旅費もモッタイナイ・・」という強迫観念に襲われる。今度の旅もまたそうであった。単なる「東京行き」に意味づけをして「忘れ得ぬ旅」にしようという貧乏根性のなせる技である。

 

さて、6月19日以来となる東京一泊旅行は某製薬会社のお世話で実現した。正直なところ、自費で忙しい合間に東京見物なんて行く気はサラサラない。疲れに行く様なものだから。今度も食事代こそ自前だが、翌朝に有難い(広告の様な・洗脳の様な)講演会を居眠りをせずに拝聴することを条件に立派な高級ホテルに泊めて頂いた。飛行機代もタクシー代も山手線代も、とりあえず旅費はみてくれた、有難いものだ。

 

土曜の診療を17時に終えて東京恵比寿の外資系ホテルに到着したのは22時だった。

(ちょっと失礼して妄想を混ぜます)  東京に3人程囲っている愛人の中で最もエロくて若い25歳のMチャンを羽田に向かう前に呼び出していたのだが、程なくして僕の部屋のドアをノックする音がした。約1年振りのMチャンはますます綺麗になって女に磨きがかかっていて・・・ 瞬く間に2時間が経過した。心地好い汗をかき程良くお腹がすいた僕らは、恵比寿のプロムナードを抜け、「アメリカ橋」を渡り道の向こうの賑やかなお店に入った。土曜の夜、とうに日付は替わっていたが、歩道にまで溢れた会話を楽しむ外人達に混ざって、僕らは久しぶりの食事とお酒を楽しんだ・・・ (妄想を終わります、おやすみなさい)

さて、そうして妄想にうなされ・楽しき夢を見て寝不足になったまま翌朝の講演会に出たのだが、初めてiPADを使用しての会場参加方式に居眠りすることなく「お約束」を終了することが出来た。

 

で、実のところ愛人を一人も囲う甲斐性もない田舎医者は日曜日の昼過ぎに東京恵比寿で放り出され、「これから夜8時の羽田までどう過ごそうか?」と思い悩んでいた。たとえ50代でも本当に愛人なりが居ればさぞ人生は楽しかろう・・と淋しい気持ちでとりあえず山手線に乗った。行く先は・・・上野公園。気分を出して外回り、日暮里・鶯谷・上野という道順を大切にした。

前回、前々回と何故かここ三回連続して上京の度に上野公園に出かけている。その前は一度も行ったことは無かったというのに。近ごろ幕末の本を読むことが増え、ドラマ【仁】の影響もあって「上野の山」には何か魅かれるところがある。彰義隊の話も数年前まで興味は無かったのであるが、幕末から明治維新にかけての本には皇居より西側はあまり登場しない様だ。

 

前回は6月19日に上野の東京文化会館でオペラを楽しんだ。今回は国立西洋美術館にてギリシャ展が開かれていた。彫刻や陶器などが主体で展示内容は程良くまとまっていて満足し、涼しい館内から暑い残暑の公園に出た時には一応の「お上りさん見学予定コース」が出来上がっていた。

本日のテーマは、【オジンの旅】、もとい 【仁の旅】である・・・

 

②へ続きます・・・