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TPP (追記)

もうTPPに関してブログで書くのは止めようと思っていたが、さきほどBSフジの生討論番組を観て感想を書いておきたい・・・

 

参加者は、いつもの司会者2名とフジの解説委員、それに推進派の民主党衆議院議員と反対派の山田前農林大臣と、アメリカ企業の日本人社長の6人。反対派(慎重派)は山田議員一名だった印象だった。

 

山田前大臣の意見は、「TPPより、FTAを選択すべき。TPP参加せずとも来年の政権交代後のアメリカ共和党は、日本とのFTAに応じるだろう。日本を無視はしないハズだ。もっと情報公開して後に慎重に国内で議論して後に交渉参加すべき。交渉参加後の脱退は難しい・・・」だったと思う。

推進派議員の意見は、「TPP参加しないとアメリカに無視される。中国寄りだと世界に宣言したことになる。もしアメリカが中国とFTA結んだら日本は終わる。黙って交渉参加して、最後に不満なら国会で党議拘束など無視して反対票を投じれば良い。とにかく黙ってさっさと参加表明すべき・・」だったと思う。

アメリカ企業の日本人社長は、「アメリカとの関係を弱めると中国やロシアに好き放題される。尖閣北方領土の両国の振る舞いを観れば外交素人にも一目瞭然。たいして経済的利益も出ないかもしれないけど、アメリカは日本を壊すような悪い国、怖い国ではなく、どうして反対派の人たちはアメリカを怖がるの? 自分にはそこが一番理解出来ない。アメリカが許す締切期限はすぐそこ。余裕なんてなく、政治決断を・・・」だったと思う。

フジの解説委員は、「農業や医療など多くの分野に大きな支障が出るだろうけど、参加・不参加のどっちにしろ構造改革を加速しないと日本に未来はない。TPPを利用して農業や医療などの構造改革をしてはどうか? 今のままでは未来はなかろう?」だったと思う。

男性司会者は、「まあ、色々あるでしょうけど、結局はTPPは安全保障(普天間)ともパッケージなんでしょ? 不参加って出来るんですか?」だったと思う。

女性司会者は、「わたしはどっちでも良いけど、よくワカンナイ。私の周りの友人達がよければどっちでもいいわ・・」だったと思う。

 

結局、賛成派は具体的なメリットを明示できず、最後まで感情論で残念だった。テレビでは言えないけど、「アメリカの言うなりにならないとアメリカに無視され安全保障も危ないよ・・」という意見に集約されるようだ。

反対派の山田議員は具体的に理路整然と問題点を整理し非常に判り易かったし、僕の意見とも近い。デメリットを隠してとりあえず参加・・というのは、正論としてはありえないから。

 

アメリカ企業に雇われてる日本人が何言っても信頼されないだろうし、多国籍企業となった多くの日本の大企業も同じだろう。日本人にとってのメリットではなく、個人個人のメリットで漠然とした未来を思い描いているだけの様だ。そもそも日本を大切にしない企業人や政党には「日本を復活させる」という考えはなさそうだ。あるいは、「もう日本は無理だ、愛国心は障壁だ・・」という悲観論がそうさせるのかもしれない。

 

都市生活者・消費者・輸出企業の経営者と株主・公務員・明治以降に日本での居住を開始した人々・国際結婚に違和感を持たない人々・・・ TPP参加に不都合が生じないのはこんな人々であろう。

 

地方(田舎の土地持ち)生活者・細々と生産的な仕事をしている人・内需型中小企業の経営者と労働者・ずっと日本で暮らし日本が大好きで死ぬのも日本でと思ってる人々・・・ TPPに参加反対(慎重派)を言いデメリットのあるのはこんな人々であろう。

 

しかし、結局の結論は・・・ TPP問題は「アメリカの安全保障の枠内にとどまるか否か」を功を焦る落ち目の民主党オバマ大統領のアメリカ政府に踏み絵として突きつけられているのだと僕は思う。それで、多くの知識人と自称する人々が奥歯に物の挟まった様な物言いで、「黙って参加すべし・・」と焦っているのであろう。

僕は中国共産党政府が嫌いだからアメリカ優先としたいのだが、日本が好きだからTPP参加には反対だ。

で、僕の気持としては・・・「今回のTPP交渉参加は見送って、来年のアメリカ共和党政権成立を待ち、そのうえでアメリカにFTA交渉を打診すべし」という案に傾く訳である。

 

明日でブログ開始後まる5年、今度こそホントにTPPの話題は止めよう・・・

 

まる5年も読んでくれてどうもありがとう