Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

保険加入診査にて・・

貧相な開業医の貴重なオマン@のタネ、生命保険加入者の診査というのがあり、当診療所も開業以来ずっと、生命保険会社にオマン@を食べさせてもらっています。最近は地方経済の困窮で加入診査件数も減っているきがします。仕事せず生活保護もらった方が勝ち組らしいからですね・・・

 

さて、そんなあんなこんなで、本日も約1名の加入時診査がありました・・・真面目そうな30代男性です。

ひと通り、告知義務項目に「こいつは嘘ついてないか?」と疑いの厳しい質問の数々を繰り出して、その後に診察をすることになります。

保険会社からの厳しいお達しにより、加入者の本人確認とか、体表面の手術後・刺青・外傷痕などを問診の後から確認する義務があります。さすがに上半身だけでも真っ裸になってもらうのはセクハラ問題が心配なので、当初は保険会社も厳しく依頼してきていましたが、最近はそれほどは言わないようです。お願いされても見たくない場合も多いのですが・・・

 

さてさて、お腹の診察の番になって丁寧に男性のシャツを捲り上げますと・・・アワワワワ、刺青のようなものがパンと眼に飛び込みました。こういうときは困りますね。刺青入りの人も色々いて、見せたがる人と見せたくない人と・・・。いかにも系のひとと、以外系の人と・・・。突然、真面目そうな中年男性が豹変して切れて・・・「おい、このヤブ医者、気軽にさわんな。さっさと済ませやがれ・・」とスゴムのを想像すると、気弱な僕は小便チビリたくなります。手がブルブル震えて倒れそうになるくらいに上品に育ちましたから・・・

 

さてさてさて、保険診査医師としては、入れ墨は正確に所見として記録に残す必要があり、当然ながら横目でもいいので確認することになります。

震える声で・・・こここれは・・・いいいれずみですよねぇぇ・・・

ところが、その男性は「俺は刺青なんか入れてないぜ、先生。眼は大丈夫かい? アンタ、ヤブか?」とノタマウのでありました。ドキドキドキ・・・と循環器科医師のくせして動悸で気を失いそうになります。怖くて正視出来ないので、何と書いてあるか読めませんが、確かに何か模様のような、文字の様な・・・しかし、絶対に刺青らしきものがあります。

 

お腹に・・・確かに・・・刺青が・・・

 

しかし、加入者は強く否定してる・・・ 書かない訳にはいかないのに・・

保険診査のバイトを首になってはオマン@の喰いあげになり死活問題なので、震える手でもう一度シャツを捲り上げて・・・今度こそよくよく眺めてみた。

 

 

なんと、「パパ おしごと いつも ありがとう」と黒い文字で書いてあった。どうやら子供の字の様だ。昨夜にでも、子供が腹の上に乗っかって、お父さんである加入者のお腹に感謝の言葉をポールペンで書いたもののようだ。

あはははは・・・ 僕と男性は苦笑してしまった。

忙しい外来での貴重なオアシスの様な時間となった。写真を撮っとけばよかった・・・