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宮島・弥山の旅

とうに紅葉の季節が過ぎ去った後に、安芸の国・宮島の紅葉谷などへ出かけてきた・・・開業医の日帰りの旅は想像以上に楽しかった。

先週の土曜日の夕方、例によって愛妻に・・「ねぇ、明日の日曜日に居なくてもいいかな? 厳島神社にいってみようかなと思ってるけど・・」と恐る恐る訊ねたが、愛妻は快く、「いつもお仕事ご苦労様、日曜日くらいご自由にどうぞ。天気も良さそうだし」と快諾してくれた。

 

翌日曜日の朝、まだ暗い街から新幹線に飛び乗って広島の街に降り立った。広島は生まれて二回目、宮島は初めてだ。原爆ドームの横から川を下って海を渡る「世界遺産航路」という名前に魅かれて船を選択した。

 

宮島口までのJRとフェリーがめんどくさかっただけであるが・・・でも、正解だったと思う。

 

船の上から初めて見る宮島はカッコ良かった。今日の目的の一つは宮島の霊峰、弥山529mだったが、アレがその頂きかな?と思いつつ50分ほどで宮島に到着した。

 

最初は厳島神社を先にみるか、登山を先にするかしか考えていなかったが、全く初めてだったし、10時開始の500円の90分公認ガイドツアーに参加することにした・・・でも、正解だったと思う。

 

ただ一つの不安は、港前広場に集合したヘルメットと作業服姿の数百人の人々。ヤバそうな右翼とかではなく、普通の消防訓練にも見えなかったのだが、実に物々しい感じだった。ガイドの話では、「数ヶ月前に島の誰かが山で行方不明になって今日は一斉捜索があるんですぅ。ヘリの爆音でうるさいし、ちょっと物騒ですが、厳島神社へは来ませんから。で、どなたかツアー後に山に行かれますか? あら、行かれますゥ? 遭難しないよう気をつけて下さいねえ」との事。一気に冷や汗が・・・神様の島で・・・初めてなのに、縁起でもない。

 

でも、ガイドさんがいうには、「もうスグ、満潮です。皆さん幸運ですね・・」とのこと。僕は満潮が幸運なのか、干潮が幸運なのかわからないが、僕が幸運だったのは、弥山に登って降りてきて、ちょうど干潮の時刻だったことだろう。

 

初めてなのに、満潮と干潮の両方を見れた・・・その間、6時間。これから宮島に行く人は是非とも潮の時刻を事前に確かめて行かれることをお勧めする次第だ。

そうして公式ガイドツアーを満喫して、世界遺産厳島神社で参拝して、既に紅葉の散った紅葉谷へ向かった。弥山登山のメインルート?「紅葉谷コース」である。ちなみに下りは「大元公園コース」を選択した。

 

圧倒的に「大元公園コース」が素晴らしく、不思議なことに、半数は外国人の登山者(ハイカー)だった・・・「紅葉谷コース」は日本人ばかりだったのに。

 

それにしても世界遺産の島の霊山・弥山(みせん)は予想外の素晴らしさだった。海抜0mから529mまでよく整備された階段の多い登山道を登れば、400mほどの高さでロープウエイからの人々と合流する。そこからの700mの距離も展望が開け、ほどよい観光になるので、宮島に行かれた際はぜひ弥山の山頂を目指して下さい。

 

そこには想像を超えた巨石と瀬戸内海の穏やかな風景が迎えてくれます。

http://www.earthkeeperh3.com/truth/misen.html 

もしもあなたに余力があって登山が好きならば、是非とも500m離れたピーク、「駒ヶ林」を目指して欲しい。神秘の弥山より更にスゴイ巨岩で頂上は覆われている。

 

手前の岩が「駒ヶ林」山頂で、アッチが弥山である。そこで戦国時代に「厳島合戦」が行われたとはビックリである。軽装の僕はへろへろだったのに。

  

しかし、そんなへろへろ状態の中年男を「大元公園ルート」の原生林と巨岩群は魅了してくれた。花崗岩の実に素晴らしい景観であった・・その公園の紅葉は既に散っていたが。

 

まあ、そんな素晴らしいルートを堪能して、もう少し「干潮時刻」には間があったので国民宿舎で立ち寄り湯を利用し、汗を落とし身を清め新しいパンツをはいて、再び神聖なる厳島神社に向かった。

 

そこには6時間前と全く異なる景色が展開し、さすがは世界遺産、さすがは清盛・・・と、松山ケンイチに顔とスタイルで似ていると言われる僕がうなったほどである。 

 

そして、すっかり厳島神社と弥山の虜になった僕は、一気に腹が減ってしまい、香ばしい焼き蠣と生蠣、そして広島に戻って焼きそばに満足して、再び新幹線に飛び乗った・・・

 

実はお好み焼きは初めてだったのでH屋本店という有名店に行ったのだが、有名店は避けるべき・・・という教訓は正しいと感じて眠りについた。

でもまあ、有意義な楽しい日曜日の開業医の旅だった・・・正解だったと思う。