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Back To The Street ふろむ診療所

映画、味の違い

先週、映画を二本観た・・・

かなり味付けの異なる映画だったが、夫々に素晴らしさを感じる。なんとなく、この数年は映画の当たり年の様な気がするが勝手な思い込みだろうか?

  

まずは、少年が虎と小さなボートで太平洋を漂流してメキシコに辿りつく映画「ライフ・オブ・パイ」・・・パイ君の物語、とでも訳すのであろうか? 監督はあの名作「色戒」のアン・リー監督である。なんとアカデミー賞の有力候補だという。

 

3D映像で楽しく観賞したが、作品賞は「レ・ミゼラブル」にあげたいと思う。間違っても未公開の「リンカーン」にはあげないで欲しい。

お次は、マイナーなアメリカ映画。といっても、「すきやばし二郎」のご主人である小野二郎さんと息子さんやお弟子さんや仕入れ先のその道のプロ達をドキュメンタリータッチで描き切った「二郎は鮨の夢を見る」を観賞した。医師も一種の職人と思うだけに、個人的には大いに参考になったし気持ちがシャキッとなる映画だった。

ちょいと二郎さんに握ってもらうのは緊張して味も判らなくなりそうで少々怖い気もするが、昨日逝った団十郎の歌舞伎にしろ、やはり名人芸は味わえる時に味あわないと後悔するのではないかと最近思うようになった。

その名演、名人芸を堪能し、名医の診療を受けるにはそれなりの対価を払う理由も最近ようやく理解できるようになった。そしてなんとかその対価を払えるようになれた今、欲しいのは味わうための自由な時間なのであるが、これが医師としての責任感を天秤にかけてしまうとなかなか得難い貴重なものであることも最近つくずく感じるようになった。

まあ、愚痴はこのくらいにして、なかなか夫々に味わいのある素敵な映画だったと思う。

読んでくれてどうもありがとう