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愛車を駆って

平成24年度末の日曜日である3月31日に僕は愛車を駆って阿蘇に出かけた・・・

本来なら某製薬会社のお世話で東京の研究会に行って遊びのついでに少しだけお勉強する手筈であったが熟慮の末にキャンセルした。ちなみに来週末の沖縄の研究会のお誘いも丁重にお断りした。一年前迄なら喜んで招待され、東京の高層ホテルの一室で秘かなアバンチュールを楽しんだかもしれないが、いまや僕の頭の中に「女性」が現われることは全く無くなった・・・ 4月1日のエープリルフールではなく本当の話だ・・??

さて、阿蘇に出かけた理由はお察しの通り、サイクリングを楽しむためだった。阿蘇まで自転車に乗って走って往復することも不可能ではないのだが、今回の目的である場所へ行くには時間的・体力的に無理があって、愛車のスポーツカーに愛車の自転車を乗せて行き、道の駅なる場所にて組み立てて走り始めるという「車載での輪行」を初めて行った。写真に映り込んでいるオレンジの服が僕である。

前夜に決めたので朝が遅くなり、実際に到着して走り出したのが正午12時だったので高原での時間は5時間少々しか許されなかったのが残念であった。次は到着までの時間を考慮して早朝に出かけるようにしよう。

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このようなロングドライブ・・・ 僕は嫌いではない。特に信号や渋滞の無い今の時期の阿蘇の高原の道は最高の気分である。最近聴けば聴くほど感心する作品である佐野元春の【Zooey】を大音量で往復何度聴いたことだろう・・・ もうスッカリ新しいこのアルバムの虜である。大音量で聴くとなおさら凄さを感じる。

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本当に久しぶりに外輪山の縁から眺めた雄大な阿蘇の山々の姿は少し霞んではいたものの今から走り感じるであろう感動を予感し興奮したものである。目指すは阿蘇駅から走り出しての坊中線からの中岳山頂・・・あの火口のある山上である。標高は1250m位、遥か昔に1300mの久住の牧ノ戸峠に登ったことはあるが、最近では最も高い場所への挑戦である。前日の脊振山頂の1000mよりも高く、天気も良いので後は自分の足と心肺機能を信じるだけだ。

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坊中線の眺めは素晴らしい。前を向いても振り返っても・・・このような眺望がどこまでも開けた山道は自宅の近くには無い。林の中の峠道も趣深いが、この阿蘇や久住の道はサイクリストにとっての天国だ・・・ といっても、当日はサイクリストとは全然出会わなかったなァ

 

もうアッチにもコッチにも爆音を撒き散らすバイクの団体さん・・・おまけにバイクの走った後は臭い・・・同じ「風を感じる自由な乗り物」であるが、騒音と悪臭を撒き散らす点では自動車よりも厄介な代物である。

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そんな素晴らしい道路も昨年の夏の豪雨被害の爪あとがアチコチに残されていて自然の恐ろしさも同時に感じながらの登坂となった。

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赤水線との合流地点を越えて交通量が増し坂でのフラツキが許されない中で標高1000mの上で急に開けた展望が草千里の懐かしい眺めだった。約1時間の登りだった。むかし@@チャンと来た事が想い出される。別の@@さんにフラレテ自暴自棄になって深夜の真っ暗な阿蘇の山の中を猛スピードで走り抜け、連日自動車の中で眠り流離った想いでも蘇った。その後、30年の時を超え僕は再び元気になった。少しばかり苦労も知ってタフになった。

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阿蘇中岳の火口へはロープウエイ乗り場の横を有料道路で登ることが出来る。二輪車200円・・・ でも自転車は無料だった。係りの人から「無料です、どうぞ。でも気をつけて下さい」との声をかけて頂いたが、最後の数百メートルの斜度は15%を超えているらしく、53歳の自分としては倒れず登れたのが不思議だった。気をつけて・・とは、僕の白髪頭では無理だと感じたのだろうか? 写真撮影のための休憩以外は足を着かずに約80分位で登り切った。ちょっとだけ自信が生まれた。

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火口では中国語と韓国語しか聞こえず、何人の日本人が居たのかどうか判らなかったが、こうも騒々しいと景色を愛でる気持ちも吹っ飛んで行く。対馬や沖縄も今では韓国人や中国人に半ば占拠された状況なだけに「中国人の観光客を呼び込め」と必死な観光産業が憎たらしくなるのでそそくさと自転車に再び跨って今度は米塚が美しく見える赤水線で坂を下って行った。

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野焼きが終わったばかりの米塚・・・ 自動車なら決してしないであろう記念撮影を行った。自由気儘な旅のメリットである。

そして次に向かうはサイクリストとバイクライダーの聖地とされる「天空の峰ラピュタ」である。遠く外輪山のあの辺りにひっそりと浮かんでいるらしい・・・・

読んでくれてどうもありがとう