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H7N9 インフルエンザA

先日僕が懸念を表明した様に、どうやら新型のH7N9 インフルエンザA型には残念ながらタミフルは著効していないようだ。あるいは、診断がつきにくい環境下の中国の医療事情の制限下ではタミフルが有効な初期の時間を経過してしまうと云い変えることが出来るかもしれない。

報告された中国における感染者数と死亡者数も毎日増加の一途の様である。しかも、昨年の段階で既に感染者は存在し、家禽との接触が無くヒトヒト感染を否定できない患者もいるという。無症状のウイルス保有野生鳥の存在や、無症状の感染者まで見つかったというし、既に100人以上の死亡者が中国国内にいるという中国国内からの告発報道も妙に信憑性があると思う。

そんな混沌とした隠蔽体質の中国という国家の中で進行するリスク、しかも科学的であるべき名リスクに対し、我々日本の厚労省やマスコミ各局は前回の新型インフルエンザ報道の際に比べると明らかに多くの報道をしているとの評価も無くはないが、その質はどうであろうか?

僕には二年前の福島原発の際の官邸発の報道管制と極めて類似した印象を受けるのである。あの時の東京電力が今回の中国政府・・・、官邸の役回りが相も変わらず厚労省霞が関・・・、枝野官房長官がマスコミ様と云う訳だ・・・

あの頃、どれだけ胡散臭い御用学者がいただろうか? どのTV局を見渡しても御用学者ばかりだった気がする。いま彼ら厚顔無恥な御用学者の皆様たちはいかがお過ごしか? 結局は海外メヂィアと現場発の新しいコミュニケーション・ツールでの情報交換の方が正しかったことも多かった。しかし、その様々な新しい情報交換コミュニケーション・ツールはあまりにも情報が玉石混交し、正確でないツブヤキも含まれ科学的でない情報も多く、リスク管理を科学的に行うにはコミュニケーション・ツールとしては抱える問題点も少なくなかった。

やはり、科学的にリスクを評価し分析し利用し広報していくというコミュニケーション・ツールとしては基地となるべき科学的情報の集約されたHPなりサイトなりが必要である。しかし、それは厚労省のサイトであったり、米国CDCのサイトだったり、WHOのサイトという類いのものであっては一般市民の科学的リスク管理コミュニケーションの舞台としては相応しいとは感じない。

http://pandemicinfores.com/index.html 【鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報】

前々から何度か紹介して来たが、小樽保健所長を退職された外山立人先生の運営される「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報」、別名「パンデミックアラート」というサイトはサブタイトルにある様に「危機管理のための正しい情報の共有」の基地に相応しい質と量と歴史をもつ信頼性の高いサイトだと皆さんに繰り返しお薦めする次第です。

トップページから左上の「徒然日記」をクリックし、最新部分(今なら4月の3)をクリックして日記と称する詳細な解説項目をご覧ください。ほぼ毎日膨大な労力をかけ更新し、サイトの質を高めておられます。

御用学者や御用マスコミやお役人や隠蔽国家の情報でリスクが間違って評価されることのない冷静さと科学的視点が福島原発事故を経験した我々日本人にはぜひ必要なことだと思います。よければ知人の方々、医療機関の職員の皆さんにもサイトを教えてあげて下さい。よろしくお願いします。

どうも僕には今回のH7N9 インフルエンザA は既に国内に入ってしまったと感じます。ただ、日本の医療システムと中国のそれは保健も保険も異なるレベルであるため、必ずしも報道されている様な強毒性で犠牲者が次々に・・・というものとは言えないと前回の反省から冷静さを欠くべきではないと思いますけど・・・

あの頃から厚労省や御用学者の皆さんは進歩してくれているのでしょうか? そこが少々不安材料ですけど・・・