Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

阿蘇、再々訪問・・・

先の日曜日・・・あまりの好天に誘われ、例によって一人でサイクリングに出かけた。

前日は仕事を終え午後3時から近場の標高300mほどの峠を5カ所越えを敢行・・・いつもと逆方向からの峠越えは少々疲れたとはいえ、たったの70kmで日曜日も何処かに・・・と相成った次第である。

と言っても、土曜日の夜は急患があって帰宅は夜の11時くらいだったので、「ルートラボ」を操作するヒマも無く、日曜日の朝になっても全然行き先が決まらず、数か所の候補を胸に、愛犬の散歩を済まし、愛する自転車を愛車に積み込んでとりあえず出発した。東西南北どっちにも候補はあったのだが、結局は3月末と4月末に訪れた阿蘇を再々訪問することとした・・・

3月の時は聖地ラピュタを初めて登るのに余裕が無かったのか、どこから見たらラピュタが見えるのか判らぬままに登り切ってしまい絶景ポイントを見失ったので、今度こそは新緑のラピュタを楽しもう・・・と、ツツジ満開の標高差500mほどの「天空の峠」ラピュタを最初に登ることとした。

f:id:murasawatakehiko:20160513214550j:plain

前回は「野焼き」の翌日で誰とも会わなかったし真っ黒な景色だったが、今度は爽やかな景色でカメラ愛好家などすれ違う人も少なからずいた。ただ、サイクリストは一日を通して僅か10名ほどしか出会わず、対照的に爆音をうるさく撒き散らす500台ほどのモーターバイクとは全然違う阿蘇の現状だった。それにしても爆音はなんとか静かにならぬものか???

厳しい峠道も二度目だと要領を得てやや余裕を持って登れる。ずっと頂きから僕の姿を見降ろしている人々の視線を感じながら、黙々と登る苦痛のなんと心地好いことか・・・

f:id:murasawatakehiko:20160513214653j:plain

その頂きに数台のモーターバイク・・・ ストイックな苦しさの後の喜びを教えてあげたい・・・ それは@@@の後のエクスタシーにも似ている。

f:id:murasawatakehiko:20160513214749j:plain

標高1000mの外輪山の縁を巡る様にミルクロードを走り抜け、やまなみハイウエイを経由し、再びミルクロードを南へ。57号線を越え、波野駅方面へ・・・ 昨年7月の豪雨被害で不通となった線路を越えて217号線で東側外輪山を巡り根子岳東側の箱石峠付近へ・・・

f:id:murasawatakehiko:20160513214820j:plain

この道は二度目なのだが、前回は1987年8月の音楽祭「ビートチャイルド」に参加するために南阿蘇へと別府から向かった時だっただろう。あまり変らぬ景色に自然の雄大さを改めて感じた。

阿蘇中岳山頂へは今回は南側の吉田線を登ることとした。ここも実は二度目なのだが、最初は1982年頃に失恋の傷を胸に深夜の暴走をした時を今も思い出す。景色こそ真っ暗で想い出すことはなくとも、その夜聴いていた音楽は忘れることはない・・・

f:id:murasawatakehiko:20160513214846j:plain

3月末の初めての阿蘇山頂のときよりも暑く疲れた様だ。先にラピュタと箱石峠を巡ってきたこともあるだろう。途中で立ち寄ったお店のたこやき・・・疲れた身体には妙に美味しかった。

f:id:murasawatakehiko:20160513214929j:plain

ただ、昔よく利用した赤水線や今度の吉田線よりもサイクリストにとって坊中線の素晴らしさが際立っている様に思う。快調に下るその道すがら、自然と自転車を停めて、今日一日巡った外輪山や2週間前に走ったその先の九重連峰の姿をしばらく眺めた。そして、後ろの阿蘇の姿をもう一度眺めて後に再び豪快なダウンヒルを楽しんだ。

f:id:murasawatakehiko:20160513214949j:plain

車を停めた内の牧温泉に午後6時に戻って自転車を愛車に積み込んで、一日の汗を流しに温泉に立ち寄った。趣深い温泉宿の露天風呂・・・オジサンに「自転車で来たのかい?」と声をかけられた。途中でも何組もの自動車の人々から「頑張れよ」と声をかけたいただくのも白髪頭のせいなのだろうか? 

帰宅するなり「次はどこ?」と思い描くのが楽しみではあるが、4週間後までは長距離は走れそうにない。その頃には暑さで悩ましい季節になっているのであろう。時間は無慈悲に走り去って行くのであろう。僕ら人間はその時間を追って走り続けるのかもしれない・・・

ただ、帰宅を急ぐスカイラインで、愛車の警報ランプが点灯した・・・ つづく