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Back To The Street ふろむ診療所

禅問答

京都の熱い夜が明けた時、外はしとしとと雨の日曜日でした。前の記事で書きましたが、隣のベッドで安らかな寝息をたてている某様を起こさぬようにと静かにベッドの周りに脱ぎ散らかしたズボンを手に取ると・・・

そこには口紅の跡が幾つか・・・ 

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多分、祇園の有名お茶屋で舞妓さんをギュッと抱きとめた時に付いてしまった想い出かと思います。同室の某様はこの色の口紅はつけませんし、気付かれぬよう早々にバックにしまいこんで別のパンツをはきました。

ちなみに、今日うちのスタッフにクリーニングを頼むとき、「舞妓さんの口紅ダゼ・・」というと、「でも、ここ太ももの部分ですよ。どんな姿勢で何をしてたんですか、センセ? キャアー」と訊かれてえ返答に困りました。

脱線しましたが・・・

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僕は雨の朝に一人で禅寺に座禅体験に行きました。雨の朝の座禅はとっても気持ちよく、初めて「パチン」と背中も叩いてもらいました。「もっとブッテ・・」と言いそうになるくらい気持ちよくシャキッとしました。病み付きになりそうです、マゾでしょうかねェ。

雨の朝8時だというのに、150人程が集まっていました。20代から30代の若者も多く、35歳以下が半数はいたでしょうね。オリンピックの話など一切聴かれず、京都の禅寺の朝はいつものように淡々と粛々と時が流れていたようです。

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20分を2回の40分間はとっても短く感じられました。雑念を無くして無の境地で・・・と説明を受けていましたが、もう次々に雑念のデパートの様に僕の頭の中は忙しくグルグル渦巻いていました。僕は雑念が好きなんでしょうね。だって、考えることは楽しいし、雑念こそが好奇心の源泉なのですから、雑念の無い時間なんて「もったいなくて・・・」と思ってしまいます。煩悩の塊の様な人間ですね。

その後、偉そうな色の僧衣を纏ったお坊さんがナニやら中国の故事を解説してくれました。いわゆる禅問答の解説の様な講話ですね。1時間近く講話が続いたのですが、ちょっと声が聞き取りにくかったこともあって、全くチンプンカンプンで、「ははん、これが禅問答と云うやつね。だから理解不能なんだね」と妙に納得の禅問答初体験でした。

そして、一気に現実の世界の官能に身をゆだねるべく、昨夜の熱い想い出を胸に佐野元春の映画を観に行ったのでした。