Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

好感と反感

先の記事で「日曜日の楽しみ」を書いたが、他に「本屋に立ち寄る」というのが漏れていた・・・

正確に言うと、「久しぶりに本屋さんにぶらりと立ち寄って、久しぶりに雑誌ではない本を買った・・・、それも10冊・・・」 となる。で、翌日には既に2冊を読み終えた。お気楽なエッセー本だったとはいえ、外来患者を20人診察し、透析患者も40人ほど回診して、給与計算などの雑務をこなしながらの2冊読破なので僕は早漏・・・ではなかった、速読の方かもしれない。

そのエッセー本の著者は2冊とも同一人物で、東京在住の某雑誌編集長、46歳。立ち読みしてて何となく気になって、初めてだったけど僕と相性が良さそうで・・・3冊買った。一応、かなり好感を持って読み進めたのである。

確かに、感性も良く実にスマート・・・ 年下ながら羨ましい生活と経歴と人脈の持ち主で、読めば読むほど「楽しそう・・・、羨ましい・・・、ますます人生を楽しむことだろう・・・」という感想が次々に浮かぶ。絵に描いた様な素敵な生活、趣味と実益を兼ねた仕事、自由な時間と自由な旅を手にした中年・・・、ついでに資本金無しのリスクの少なそうな高収入の暮らし・・・、そんな言葉が次々に浮かんでくる。

僕の様な田舎者、特に東京一極集中の日本に疑問をぶりぶり抱いている人間には望んでも決して得られないハイソな生活であって、相当羨ましいものの少々反感も覚えてしまう対象にも変身してしまう危険な著者でもある。

「喜んで沢山ずっと納税したい、節税なんか考えたことも無い」などと僕が冗談でしばしば書くフレーズを真面目にエッセーで出版する図太さは、「テメエ、いくら稼いでんだよ?」という疑問を抱かせるに十分だ。

とくにカチンと反感を覚えたのは、「40歳を過ぎて、1週間先や1ヶ月先の旅行や会食や余暇の予定が建てられない様な人間は大した奴じゃない・・・ 」みたいな内容を堂々と書かれると、「オイオイ、俺は明日の予定も患者さん次第で全くワカンネーヨ。医者は人間じゃネーミタイダナ」と強烈な反感を覚えてしまうのだ。

・・・と言うことで、久々の好感で読み始めた初対面の著者だったが、2冊目の終わり間際には反感の方が好感を上回ってしまったので、3冊目は積読になる可能性もある。あるいは、恐いもの見たさに読んでしまうか・・・ 華麗なる印税生活に貢献したようで癪に障るのも偽らざる本音だ。

そんでもって、ホントに「どんな顔の奴だろう?」と興味シンシンでネットで画像検索をしてみた。沢山あった・・・

「僕は2週間に一度髪を切りに行く。僕は年に数回海外旅行に行く、僕は・・・」と書いてあったので加山雄三の若い時の様な顔が出てくるかと期待したが、やや幼い顔した単なる中年オヤジだったので・・・・、「顔を見なきゃよかった・・・」と僕のブログが匿名であることの価値を再認識した。

あいつよりは相当にハンサムな僕の顔だが、決してお見せしない方が身のためだろう・・・ ちなみに、僕は「顔は大切」と思っています。

読んでくれてどうもありがとう