Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

美しいヘアピン

ようやく彼岸を迎え、しばらく猛暑で我慢していた悲願のロングライドへと出かけてみた。土曜と日曜に併せて200km、ほとんど疲れはしなかったが、サドルを変えたせいか尻の皮がむけてヒリヒリする。

ヒリヒリするのは尻の皮だけではない。幸か不幸か、彼岸と言うのに30度を超え、快晴で強烈な日差しはまだまだ夏のそれであった。お陰で、顔も腕も足も日焼けが凄くて、また真夏にまい戻った様な有り様だ。スタッフには呆れられそうだ。土曜の午後に院長室に保管している自転車を持ち出して走りに出かける時にも「今日は朝の診察時間が随分と早かったので、なにかしようとソワソワしてるのが皆にバレバレですよ。15年も一緒だと先生のこと、みんなお見通しです・・・気をつけて下さいね」と言われてしまった。これじゃ、浮気もバレバレだろう・・・してはいないので心配することでもないが。

今日は実は非常に悩んだ・・・久々の日曜日だ、どこを走ろうか? 日没時間が早くなったけども 山や峠か、あるいは長距離か? 北か東か?

そして結局は、110kmのコース、途中に300mの峠が4ヶ所・・・ 約20%は過去に走ったことのない道だったが、そこもなかなかに良き峠の道であった。

前も書いたことがあったか無かったか忘れたが、峠は面白い。苦しさもあるが、味わいもある。死ぬ直前の様な苦しさで峠を超える時、排尿後の爽快感や射精後の気だるい達成感のような特殊な感覚がサイクリストを虜にするのだろう。「イッタ感覚」とでもいうのだろうか? 

今日は実は同じ峠を二度超えた。それも往復ではなく同じ側から二度登った・・・美しく大好きな峠である。そこには美しい「ヘアピンカーブ」があって、数あるヘアピンの中でもその傾斜、その曲がり具合、その道幅、下の道の眺め・・・、何をとっても最高の美しさ、僕のお気に入りである。

f:id:murasawatakehiko:20150922094055j:plain

美しいヘアピンカーブでは、木々の姿や木漏れ日の具合も絶妙でなければならない。小鳥や野生動物の気配も大切だ。人の気配は出来るだけ少ない方が望ましい。道路ではあるが、自動車やうるさいバイクは遭遇したくない。そしてこの峠はその全てをかなえている。隣の県の峠道ではあるが、もう8回くらい走ったことだろう。ただ、南から北へ向かう登り道であることが条件だ。

f:id:murasawatakehiko:20150922094107j:plain

 

今日登ったもう一つの峠では西から東への登りでなければならないのである。峠とはそういうものなのである。

f:id:murasawatakehiko:20150922094118j:plain

 

しかし、これだけの猛暑だったのに彼岸花がお彼岸に合わせて花を咲かせていたのは驚きだった。沢山の栗が道路に落ちていて、踏んだらパンクしたかもしれない。

とっても良い日曜日だった。

明日の祝日も透析医には休みなど無いけれど、世のため人のため納税のためにガンガン働きたいと思う。

読んでくれてどうもありがとう