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妄想ブログの読み方

前回の記事で、「ここは妄想ブログだから」と書いた。ほとんどの人は「そんな事は前から百も承知ダゼ」と言われると思うが、つい最近読み始めてくれた人には、「妄想ブログ」の意味が判らないかもしれない・・・

そんな「妄想ブログ」を書き出して、いつのまにか7年以上の月日が経過した。記事は2000を超えるが、自主的に削除した記事も少なからずある。そのほとんどは、アホな政治家や、ヘンテコな国や、くだらないマスコミ連中を批判した記事で、アップし続けているとブログが劣化しそうで時期を見て適当に削除している。それでも、年間300記事ペースで7年間も良く続いたものだと思うが、やはり書くことが基本的に好きなのだろう。

むかし大好きだったある女性に僕は勝手に旅行記の様な分厚いノート書きの文集を大学1年の夏休みに送り付けた事があると最近その女性から直接聞いた。良くそんな事を彼女は覚えていたと感心するが、実は僕はそのことをよく覚えていない。確かに彼女には旅先から毎日のように絵葉書を送ったような記憶もあるが、今のようにメールや携帯電話がなかった時代のプラトニックなラブレターのようなものだったのかと思う。まさか彼女がそのラブレター集を今もなお持っているかどうかしらないが、読み返して思いっきり赤面してみたい気もしないではない。

話が少しズレたが、最近の読者の皆さんには、このブログの全ての記事には10%から50%程の妄想や願望が混ざっていて、個人情報を特定できなくなる様に10%程の誤魔化しも加えられていることをご承知置き願いたい。

そんな僕の妄想や願望を一つ書き残しておきたい・・・

僕が佐野元春の1981年以来の大ファンで、様々な機会にコンサートへと足を運んでいることは古くからの読者には判っているともうけど、いつもコンサートの最中に、「このまま大好きな佐野さんの歌を聞きながら死ねたらどんなに幸せか?」と思うのである。だけど、「死ぬ時に僕の事を知ってる人が周りに誰もいないと困るかも?」と思うのも確かだ。それに「死ぬ時は素敵な女医さんに脈をとってもらいたい」と前回の記事で書いた様な願望も秘かに抱いている。しかし、その全てを叶えることは不可能な妄想だろう。それにまだ実際に死にたくもないし、死ぬわけにもいかない。

先週末、僕は佐野元春の【名盤ライブ】という特殊なコンサートにワザワザ出かけて行ったのだが、その際もそんな妄想を途中で抱いてしまった・・・・

僕の両脇には美しくも聡明な女医さんが一緒にステージ上の佐野さんを見つめていて、僕はそんな彼女たちの姿を微笑ましく視界に入れながら、はるか30数年前の佐野さんや彼女らと出会った頃を懐かしく想い出していた。

ステージ上には10数年も姿を見せていなかった名サキソフォーン奏者のダディー柴田が力強く参加していて、その昔と変わらぬ音色を心地好く聞いていた。

そしてSomeday が流れ、なぜか涙を流す@チャンの顔がボーッと薄らいで、しだいに聞き慣れた歌声も微かになり、僕は崩れ落ちるように秘かな夢だった最後の時を迎える事が出来たかのようだった・・・

・・・再び佐野さんの歌声が聞こえてきた時、僕の眼に映ったのは初恋の頃の優しい眼差しを向けてくれる同級生の@チャンの顔だった。

なんなんだろう? 僕は死んだのだろうか? ここは天国なのだろうか? 天国でも佐野さんの歌声が聞けて大好きだった人がそばに居てくれるのだろうか? 生きているのか死んでしまったのか判らないけれど、どうやら僕の頭は彼女の膝枕の上にあるらしい。昔は片思いで手すらつないだこともなかったのに、太腿の暖かく柔らかな感触と、「大丈夫? 気がついた?」という懐かしい優しい声まで聞こえる様な気がした。一体どうした事なのだろう?

いつも妄想と願望と幻想を抱きながら7年以上もブログを書いてきたために俺はとうとう気が変になったのであろう。そう言えば、死ぬ時には素敵な女医さんに脈をとってもらいたいという願望まで抱いていた気もする。そしていま、誰かが僕の手首で脈を見ている様なそんな感覚もある。俺の脈は今でも触れるのだろうか?

まだコンサートが続いているのだろうか? 今も佐野さんの歌声が聞こえる。あの頃の歌、「彼女はデリケート」が聞こえてくる。暗いコンサート会場の中で佐野さんの歌声を聞きながら、大好きだった女性の膝枕で死ねるなんて、なんて幸せな最期なんだ。ついに夢がかなったのだなぁ・・・

久しぶりの東京の夜、夢か現か判らぬままに俺は生涯忘れ得ぬような「一夜」を過ごした。

今生きてブログを書いている様なので、やはりあれは妄想だったのだろうなぁ・・・

でも、やはりそんな風に最期を迎えることができたら幸せだなぁ・・・

妄想ブログを最後まで読んで頂いてどうもありがとう