Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

もう一度あの頃に・・・

運良く娘が推薦入試に合格してくれた。合格発表日を数日後と勘違いしていたので、メールで報せを聞いた時は冗談だと思ったが、センターの点数がきわどかったのでホッとしたし、有難いなぁと嬉しく思った。

ただ、実力はあっても高校調査書の点数が悪い、すなはち超の付く様な進学校で普通の成績の人達からは「推薦制度って不公平だし、不条理だなぁ・・・、ちゃんと前期試験で合格しろよな・・」という文句も痛いほど良く判る。僕自身も推薦入試だったら恐らく不合格だったに違いないのだから・・・

とはいえ、親としては、自分の母校の後輩として同じ道を歩みだす娘と過ごす早春のこの時期は、35年以上前に自身が味わったワクワク感を味わってくれているだろうと思うし、自動車学校に通いながら来るべき大学生活への期待感で一杯なのだろう。前期試験を受けずに済んでラッキーだと思うことにしよう。

そんな娘の新生活を応援すべく、一緒に住まい探しに出かけて行った。

当時とは全く異なる景色、まるで違う街みたいだった。もう大学周辺に空き地や田んぼなど探しても見当たらないし、学生生活も大きく様変わりしているのであろう。当時は少なかったマンションが沢山建ち、アパートも小奇麗なのが増えていた。

 

ただ、当時から建っていた建物も少なからずあり、僕が住んだ三カ所のアパートのうちの二つを探して、娘に「ここがパパが20歳の頃住んでたアパートだよ」、「ここは卒業まで3年暮らしたマンションだ」とか言いながら「案内」して回った。よくこんな簡単なアパートに住んでいたのだと感心するくらいの建物に娘も興味深かったようだ。

そして当時よく通った喫茶店が今も当時の姿のままでひっそりと周りの新しいビルに隠れるようにして営業しているのも発見し、娘に「パパは久しぶりにこの店に入りたいけど、ちょっと昼食を付き合ってくれよ・・」と、古びた決してオシャレとは無縁の喫茶店で昼食をとることにした。

 

内装も、椅子もカウンターも恐らく当時のママ、お客さんも少ないだろうしどうして営業を続けられるのか不思議な空間がそこにあって、昼食のメニューもそのままで・・・ 懐かしさで当時を想い出し「僕には天丼を・・・、娘には鍋焼きうどんを・・・」と、変らぬメニューを注文したのだった。

オバちゃんは70歳位・・・、当時は30歳ちょっとの美人だったに違いないけど、よく想い出せない。想い出すのは、あそこのイスに座る若き日の自分の姿・・・ そして今は娘と二人で・・・

これから同じ大学で学び始めようとする娘の小さい時の写真を診療所の机の上に飾っている。3歳位かな・・・

大きくなった・・・

ちょっと嬉しい・・・

まだまだ僕にはツライ日々がこれからも続くのだが、少しだけ気持ちが晴れたような、軽くなった様な、そして若返ったような早春をチョットばかり楽しんでも神様に怒られはしないであろう・・・

久しぶりの記事を読んでくれてどうもありがとう