Welcome To The Heartland

Back To The Street ふろむ診療所

桜・・・

あんまり桜の花見を好きじゃない・・・と先日書いたばかりだったけど、最近同級生の一人が手術が必要な病気で入院したのを励まそうと、誰からともなく始まった彼女の病室への「花便り・メール」が医学部同級生のメーリングリスト上で飛び交っていて、何となく近ごろ「母校の桜」が気になっていたのだが、ちょうど今日が娘の入学式だったので、昼休み時間を利用し、午後の診療をサボって、「まぁ、たまには診療サボっても神様は許してくれるだろう・・」と懐かしい母校へと出かけてみた。

既に入学式自体は終わっていて娘と会うことも無く、保護者向けの話を昔授業を聞いていた部屋で短い時間聞いてから、少し時間に余裕があったので卒後初めて29年ぶりに構内・病院内を巡ってみた。

新しい建物はもちろん、当時からの建物の中も迷子になってウロウロとしてる間に時が過ぎて行ったが、今も教官として勤務している数名の同級生達と久しぶりに院内で顔を合わせて入学の報告をしたら、まるで自分のことのように喜んでくれたので凄く嬉しかった。ほとんどの人に受験したこと自体秘密にしていたので、最初は「どうして平日の昼間に君は何しに来たの? 家族が重たい病気でもしたの?」という感じの表情だったが、確かに平日の昼間に診療所を離れることなど年に1度有るかないかなので驚かれても不思議ではない。

 

卒業の時には恐らく有っただろうが、自分が入学した時には構内整備中だったのでこの桜はまだ無かったハズだ。随分と大きくなって3階の窓の高さまで大きく育っていた。ちょうど満開で、入学してから早35年もたったんだなあ・・と感傷的になってしまった。

結局、娘とは会わないままに夕方の診療だけはしようかと帰りを急いだのだが、新しい生活がこれから彼女にも始まるんだなあ・・・、まだまだ子供なんだけどなぁ・・・、ホントは心細いのだろうなぁ・・・と、親としては「子離れ」の寂しさを感じつつ、一方では成長への期待感を嬉しくも感じている。

そんな時に観た桜の樹・・・、娘も観たんだろうなぁ、将来も忘れないだろうかなぁ、と思いつつ、なんとなく美しいなぁと今日は素直に感じることが出来た。

読んでくれてどうもありがとう