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Back To The Street ふろむ診療所

突然のお別れ

明るい春への期待とは裏腹に、長く診療して来た患者との別れが最近続いている。このひと月の間に15年近く診療して来た患者3名が亡くなってしまった。そのうちのお一人の死に関しては数週前にブログにも書いたが、最近は立て続けに2名の透析患者が自宅で就寝中に亡くなって家族等に発見された。3人とも死亡の2日前には診察していたので、まさに「突然のお別れ」であった・・・

お二人とも腎不全による長期透析合併症とは別に重篤な病態を抱えておられ、いつ突然死しても確かに不思議ではなかった。しかし、週に3日間も通院し診察し、「また明後日ね・・・、元気でね・・」と言い合ってお帰りになる患者さんも多く、僕らにとっても、ベッドを並べる患者さん同士にとっても突然の死別は非常に辛い様に思う。家族も同然の感覚だろうか?

同じ病気で闘いながら、苦労も悩みも分かち合い通院しておられる患者さん同士は、口にこそ出さないものの「次も来れるかしら?」と胸に感じながらの生活かと思う。中には、「私の方が先だと思ってたのに・・、私も長くはなかろうし、ああなるのかな?」と思われてる患者さんも有るはずだ。特に高齢化が進んでいる昨今では誰もが「次の透析まで来れるかしら?」との思いで普段を過ごされているだろう。

僕やスタッフはなんとなく「この方はもう限度に近いかも?」と感じることが多いが、最期の瞬間をどこでどう迎えるようにしようか?すべきか?出来るのか?といったことは常に悩みの種でもある。

3名続いた就寝中の突然死・・・ 管理がイイのか悪いのか? ずっと気になっていても永久に答えは得られないのでしょうが、入院嫌いの3名だっただけに自宅のベッドの中で迎えた最期の時もある意味理想的だったのかもしれない。そう思わないとこっちまでもがつらくなる・・・