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Back To The Street ふろむ診療所

初めての事故

娘にとって、医学部に入学したての今が人生で一番幸せな時かもしれない。親にとっても現役で国立に入ってくれて経済的負担が少しでも減って、ちょっとばかり余裕も出たのが嬉しくて、安い小さな国産車を買ってあげた。大都会ではないのでバスや地下鉄での生活という訳にも行かないから・・・

子供にとっても将来の夢は高級外車に・・・ということだろうが、まあ自分で充分に稼げるようになるまではチッチャな国産車で我慢することだ。しかし、最近の国産車は値段の割にすごく高品質だと思う。ここ20年ほど国産車と縁が無かったので少々そのコストパフォーマンスに驚いている。

まだ免許取りたて、若干18歳の運転する新車の助手席に練習台として座るのもオッカナイのであるが、事故を起こしては絶対にいけないので、親の責任として時間の許す範囲で練習に付き合う様にしている。そしてそれはそれで楽しくはないが、なんとなく嬉しいことではある。もうこんなに成長したのかと、つい数年前までカヨワイ子供だったのに・・・と親の幸福感を味わうひと時でもある。

受験が終わって超短期コースで免許取得がかなったので、その腕前には少々不安があったのだが、初めて助手席に乗って上手なのに驚いた。何もゴタゴタ言わないと最初から決めていたが、言う必要も無かった様だ。小さい頃からゴーカート運転が上手だったが、当時の僕より上手だと思う。慎重派なので事故も起こしにくいタイプだろう。

今夜も練習に付き合うため仕事が終わって急いで娘の所へ出かけた。夜間運転の練習・・・、少しでも時間を都合付けて付き合おうと焦っていたかもしれない。

娘の小さな・・・、しかしピカピカの新車が駐車していた場所にバックで縦列駐車を試みた。親の運転テクニックの見せどころだ。手本を示すいいチャンス。娘もニッコリ迎えてくれた。

しかし、最悪の事態が・・・

小さなグシャ・・・という鈍い音と僅かな衝撃があり不吉な気配が辺りに漂った・・・アチャ? 娘の顔が引きつったのが見えたが、時既に遅し。

親の面目丸つぶれ、初めての事故が起こった様だ。イヤ、起こしてしまった様だ。それも娘の眼の前で・・・ 幸い車の傷は小さかったのだが、親の心の傷は非常に大きかった。

ゴメンナサイ・・・